Cisco製のL2スイッチ(C9200シリーズ)で、WinSCPを使ってflashメモリ内のファイルを取得する方法を知りたいという方へ、この記事では接続手順と設定方法を詳しく解説します。
WinSCPを使ってCisco C9200のflashメモリにアクセスする準備
まず、WinSCPを使用してCiscoスイッチのflashメモリにアクセスするためには、SSH接続を使用する必要があります。これには、スイッチのSSH設定が有効になっていることが前提です。もしSSH設定が有効でない場合、以下のコマンドで設定を行います。
- 「conf t」
- 「ip domain-name example.com」
- 「crypto key generate rsa usage-keys label ssh-key modulus 2048」
- 「ip ssh version 2」
- 「username admin privilege 15 secret adminpass」
- 「line vty 0 4」
- 「transport input ssh」
- 「login local」
- 「exit」
これで、SSH接続の準備が整います。
WinSCPでの接続設定
次に、WinSCPを使ってCiscoスイッチに接続する設定を行います。
- WinSCPを開き、新しいセッションを作成
- プロトコルとして「SFTP」を選択
- ホスト名にスイッチのIPアドレスを入力
- ユーザー名とパスワードに、先程設定した「admin」と「adminpass」を入力
- 「保存」ボタンを押して接続を確立
これで、WinSCPからCiscoスイッチに接続できます。
flashメモリからファイルを取得する方法
WinSCPが正常に接続された後、左側にローカルファイルシステム、右側にCiscoスイッチのファイルシステムが表示されます。右側のウィンドウで「flash:」ディレクトリを開き、必要なファイルを選択して左側のローカルフォルダにドラッグ&ドロップすることで、簡単にファイルを取得できます。
もし、「flash:」ディレクトリが表示されない場合、以下のコマンドでスイッチ上のファイルシステムを確認し、再度接続してみてください。
- 「dir flash:」
まとめ
WinSCPを使ってCisco C9200シリーズスイッチのflashメモリからファイルを取得するためには、まずスイッチのSSH設定を行い、WinSCPでSSH接続を確立する必要があります。その後、WinSCPを使ってファイルを簡単に転送できます。これらの手順を守ることで、スムーズにファイルを取得することができるでしょう。


コメント