Mayaでオブジェクトを回転させ、次回選択時にその位置を保持したいという疑問を持つ方へ。dキーを使って回転させても、オブジェクトの回転位置が元に戻ってしまう現象に悩んでいませんか?本記事では、この問題を解決する方法について詳しく解説します。
Mayaで回転を保持するための基本設定
Mayaでは、回転を固定するために、いくつかの手順を踏む必要があります。dキーで回転させる際、オブジェクトのローカル座標軸を変更しているため、次回の選択時に元の位置に戻ってしまいます。この現象を防ぐためには、回転後の座標を保存する方法を知ることが重要です。
以下の設定を試してみましょう。
- Freeze Transformations(フリーズトランスフォーメーション): オブジェクトの回転を固定するために、オブジェクトを選択し、Modify > Freeze Transformationsを実行することで、回転データを初期化します。これにより、オブジェクトは回転後の状態が反映され、次回選択しても位置が変わりません。
- Pivotの位置を調整する: 回転軸が変更されることで意図しない動作を避けるために、Insertキーを使ってピボット位置を調整します。
回転を固定する方法:実践編
実際にMayaでオブジェクトの回転を固定する手順を解説します。
- オブジェクトを選択: まず、回転させたいオブジェクトを選びます。
- Freeze Transformations: 次に、Modify > Freeze Transformationsを選択して、オブジェクトの現在の回転状態を初期化します。この操作により、回転後の状態が保存されます。
- ピボットの設定: 回転軸が正しい位置に設定されているか確認します。Insertキーを使って、ピボット位置を調整できます。
これで、回転後の位置が次回選択時に保持されるようになります。
回転が元に戻ってしまう原因とその対策
Mayaでオブジェクトの回転位置が戻ってしまう原因には、いくつかのケースがあります。以下の点を確認しましょう。
- ローカル座標軸の変更: 回転後、ローカル座標軸が変更されている可能性があります。これにより、オブジェクトの回転が再選択時に戻ることがあります。
- History(履歴)の影響: Mayaでは、操作の履歴がオブジェクトに影響を与えることがあります。履歴を削除して、オブジェクトの状態を固定することが重要です。
履歴を削除するには、Edit > Delete by Type > Historyを使用します。
まとめ
Mayaでオブジェクトの回転位置を固定するには、Freeze Transformationsを活用し、ピボット位置を調整することが効果的です。回転後に位置が戻る原因としては、ローカル座標軸の変更や履歴の影響がありますが、これらの対策を講じることで、回転位置を維持できるようになります。


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