Macでアプリケーションを全画面表示中に閉じると、再度開いたときに全画面表示が復元されないことがあります。なぜこのような現象が起きるのでしょうか?この記事では、この問題が発生する理由と、その解決方法について詳しく解説します。
Macの全画面表示モードの挙動とは?
Macの全画面表示モードは、ウィンドウの最大化とは異なります。全画面表示にすると、アプリケーションは専用のフルスクリーンモードに入り、メニューバーやDockも非表示になります。この状態でアプリを閉じると、アプリが「全画面表示」を覚えていない場合があるため、次回開いたときに元のウィンドウサイズで表示されることがあるのです。
なぜ「赤ボタン」で閉じると全画面が復元されないのか
「赤ボタン」(ウィンドウの閉じるボタン)でアプリを閉じると、アプリケーションは終了せず、背景で動作を続けることがあります。しかし、全画面表示の状態でこの操作を行うと、システムは「全画面」を終了状態として扱わないため、再度アプリを開いた際にウィンドウが元のサイズで開かれることが多いのです。
一方、コマンド+Qを使用してアプリを完全に終了させると、次回起動時に全画面表示が復元されることがあります。これは、アプリが終了した時点での状態を保持するためです。
解決法:全画面表示を維持する方法
全画面表示を維持するためには、アプリを完全に終了させることが重要です。コマンド+Qでアプリを終了し、再度開くことで、全画面表示が復元されます。
もし、赤ボタンで閉じた後に再度全画面表示を希望する場合、アプリを終了せずにそのまま開き直す方法を試してみてください。多くのアプリケーションは、最後に使っていた状態を覚えており、その状態で再度開くことができます。
アプリによって異なる挙動
全画面表示が復元されない挙動は、アプリケーションによっても異なります。例えば、SafariやFinderなどの一部のアプリでは、閉じた状態を保持しないことがあります。一方で、他のアプリでは全画面表示を記憶し、次回起動時に復元することができます。
もし、特定のアプリで全画面表示を維持したい場合、設定から「ウィンドウの状態を記録する」オプションを探してみてください。
まとめ
Macの全画面表示モードでアプリを閉じると、再度開いた際に全画面表示が復元されないことがあります。この現象の原因は、アプリケーションが「全画面」を終了状態として認識しないためです。全画面表示を維持したい場合は、コマンド+Qで完全にアプリを終了させるか、アプリの設定を確認してみましょう。こうした方法で、Macの全画面表示を便利に使いこなすことができます。


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