Excelで一つのセルに複数の場所と時間が入力されている場合、異なる時間で同じ場所が複数回記録されても、その場所を1回だけカウントする方法を知りたい方も多いでしょう。この記事では、指定した場所が重複しても、1回としてカウントする方法を解説します。
目標:重複しない場所をカウントする
質問者の例では、同じ場所が異なる時間帯で記録されている場合でも、その場所を一つとしてカウントしたいという要望です。たとえば、「お台場A 9時」と「お台場A 10時」があった場合でも、「お台場A」は1回としてカウントします。
方法1: UNIQUE関数を使って重複を除外
この問題を解決するために、Excelの「UNIQUE関数」を使うことができます。UNIQUE関数は、指定した範囲内で重複する値を除外して、ユニークな値だけを抽出する関数です。
まず、以下の手順で進めます。
- 1. 場所と時間が記録された列(例:A列)を用意します。
- 2. 次に、別のセルに以下のように入力します:
=UNIQUE(A2:A100)
方法2: COUNTA関数でカウントする
UNIQUE関数でユニークな値をリスト化した後、その結果をCOUNT関数でカウントする方法も有効です。例えば、ユニークな場所リストをB列に表示させ、そのリストの数を数えたい場合は、次のようにします。
- 1. B列にUNIQUE関数を使ってリストを作成します。
- 2. C1セルに以下のように入力して、ユニークな場所の数をカウントします:
=COUNTA(B2:B100)
方法3: ピボットテーブルを使う
さらに便利な方法として、ピボットテーブルを使って、場所ごとのカウントを簡単に集計する方法もあります。ピボットテーブルを使えば、重複を除外して場所ごとに数えることができます。
以下の手順でピボットテーブルを作成します。
- 1. 場所と時間が記録されている範囲を選択します。
- 2. 「挿入」タブから「ピボットテーブル」を選択し、新しいシートにピボットテーブルを作成します。
- 3. ピボットテーブルフィールドで、行に「場所」、値に「場所」をドラッグします。
- 4. ピボットテーブルが作成され、重複なしで各場所の数がカウントされます。
まとめ
Excelで重複しない場所をカウントする方法は、UNIQUE関数やCOUNTA関数を使って簡単に実現できます。さらに、ピボットテーブルを使うことで、より視覚的にデータを集計することも可能です。どの方法も初心者でも簡単にできるので、目的に応じて最適な方法を選んでください。


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