MacでSIP(System Integrity Protection)を無効化する方法とトラブルシューティング

Macintosh(Mac)

MacでSIP(System Integrity Protection)を無効化しようとして、管理者アカウントでログインしても「unknown user」というエラーメッセージが表示される問題に直面することがあります。この記事では、その問題を解決する方法について詳しく説明します。

1. SIPの概要と無効化の目的

SIPは、macOSのセキュリティ機能で、システムの重要な部分を保護するために設計されています。これを無効化することで、システムファイルに変更を加えることができますが、セキュリティリスクが高くなる可能性もあるため、無効化には慎重な判断が必要です。

2. SIPを無効化するための準備

SIPを無効化する前に、まず、Macをリカバリモードで起動する必要があります。以下の手順に従ってください。

  • Macをシャットダウンし、電源を入れたらすぐに「Command + R」キーを押し続けて、リカバリモードに入ります。
  • リカバリモードに入ったら、メニューの「ユーティリティ」から「ターミナル」を選択します。
  • ターミナルで「csrutil disable」と入力し、Enterキーを押します。
  • ターミナルを終了し、Macを再起動します。

3. 「unknown user」のエラー解決法

「unknown user」のエラーが表示される理由は、管理者アカウントが正しく認識されていないか、システム設定に問題がある場合です。以下の手順で問題を解決できます。

  • 再起動後に、管理者アカウントでログインします。
  • システム環境設定に移動し、「ユーザーとグループ」を選択します。
  • 「管理者」権限を持つアカウントを選択して、再設定またはパスワードの変更を試みてください。

4. SIP無効化後の確認と注意点

SIPを無効化した後、システムに変更を加えることができますが、注意が必要です。システムの重要なファイルや設定を変更すると、セキュリティ上のリスクが増すため、無効化は一時的な措置として行うことをお勧めします。変更後は再度SIPを有効にすることを検討してください。

5. SIPを再有効化する方法

SIPを再度有効にするには、リカバリモードに入った後、再びターミナルで「csrutil enable」と入力します。これにより、システム保護が再度有効化されます。

まとめ

MacのSIPを無効化することで、特定のシステム設定を変更することができますが、セキュリティリスクを伴うため、慎重に行う必要があります。「unknown user」エラーの解決方法についても、管理者アカウントの設定や確認を行うことが重要です。問題が解決しない場合は、Appleサポートに問い合わせるのも一つの方法です。

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