クリスタで保存したPSDファイルが透過される理由と入稿時の注意点

画像処理、制作

クリスタで作成した原稿データをPSD形式で保存するときに、透過されてしまう現象について、そしてそのデータを入稿しても問題ないのかについて解説します。

1. PSD保存時に透過される理由

クリスタでPSD形式で保存する際、用紙が非表示になっていないにも関わらず透過されることがあります。これは、PSD形式が「透明な背景」をサポートしているため、用紙の背景が透明なものとして保存されるからです。PSDはAdobe Photoshopの形式で、透明な部分も扱えるため、クリスタの用紙がそのまま透明状態で保存されることがあります。

解決方法としては、PSD保存時に「背景レイヤー」を明示的に表示させるか、他の形式で保存することを検討するのも一つの方法です。

2. PSDファイルを入稿しても問題ないか

入稿時に透過したPSDファイルを使用しても問題ありませんが、入稿先の印刷会社や出版社がPSD形式に対応していることを確認することが重要です。印刷所によっては、PSD形式のファイルを受け付けない場合や、別の形式(例えばTIFFやPDF)を推奨している場合があります。

また、印刷時に不具合が起きないように、透過部分が意図しない背景で表示されないか、入稿前に再確認を行うことをお勧めします。

3. 透過を防ぐ方法

PSD形式で保存する際に透過を防ぐための方法としては、以下のいくつかの手段があります。

  • 背景レイヤーの追加: PSD保存前に、新しい背景レイヤーを作成し、色を塗ることで透過を防げます。
  • PNG形式で保存: もし透過を維持する必要がなければ、PNG形式で保存するのも一つの方法です。PNGは透明背景を保持しつつも、透過処理を意図的に制御できます。

このように、保存形式やレイヤーの設定によって、意図しない透過の問題を回避できます。

4. まとめ

クリスタでPSDファイルを保存した際に透過される現象は、PSD形式が透明背景を扱える特性によるものです。入稿時に問題がないか確認したり、必要に応じて透過部分を制御する方法を取り入れることが大切です。また、入稿先の仕様に合わせて、保存形式を調整することをお勧めします。

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