エクセルの「ウィンドウ枠の固定」機能を使用すると、スクロールしても特定の行や列を常に表示させることができます。多くのユーザーは先頭行や先頭列を固定する方法は知っているかもしれませんが、途中の行や列を固定したい場合、少しコツが必要です。この記事では、エクセルで特定の範囲を固定する方法とその注意点を解説します。
エクセルで途中の行や列を固定する方法
エクセルの「ウィンドウ枠の固定」を使用すると、指定した位置でスクロールを停止できますが、行や列をどこからどこまで固定するかを自由に選べます。以下は、途中の行や列を固定する手順です。
- 1. 固定したい位置を選択: まず、固定したい範囲の「下の行」と「右の列」を選択します。例えば、B2からD5までの範囲を固定したい場合は、B6セルを選びます。
- 2. メニューから設定: 上部の「表示」タブをクリックし、「ウィンドウ枠の固定」ボタンを選択します。さらに「ウィンドウ枠の固定」をクリックすることで、選択した位置からウィンドウが固定されます。
- 3. 固定を解除: 固定を解除したい場合は、再度「ウィンドウ枠の固定」ボタンをクリックして「固定を解除」を選択します。
「ウィンドウ枠の固定」がうまくいかない場合の確認事項
「ウィンドウ枠の固定」がうまくいかない場合、以下の点を確認してみてください:
- セル選択: 正しいセルを選んでいるか確認します。特に、固定する範囲を「下の行」と「右の列」を基準に選択しないと、正しく固定されません。
- シートの表示: 他のシートや別のビューで作業していると、固定設定が反映されない場合があります。設定が反映されるようにシートを表示状態で操作してください。
- バージョンの確認: エクセルのバージョンによって操作が異なる場合があるので、使用しているバージョンが最新であることを確認しましょう。
固定範囲を解除したい場合
ウィンドウ枠の固定を解除するのは簡単です。解除するためには、再度「表示」タブから「ウィンドウ枠の固定」ボタンをクリックし、「固定を解除」を選択するだけです。この操作で、すべての固定が解除され、自由にスクロールできるようになります。
まとめ: 途中の行や列を固定する方法
エクセルで途中の行や列を固定する方法は、特定の範囲を選択してから「ウィンドウ枠の固定」を使用することで簡単に実行できます。作業中に固定がうまくいかない場合は、選択した範囲やシート表示の確認を行ってください。適切に設定を行えば、快適に作業を進めることができます。

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