Linux Mint 22.1とWindows 10のデュアルブートで時刻の修正を防ぐ方法

Linux系

Linux MintとWindows 10をデュアルブートで使用している場合、時間設定に関する問題が発生することがあります。特に、LinuxとWindowsを切り替えるたびに、Windows側で時刻の修正が必要になることがよくあります。この問題を解決するために、Linux Mint 22.1でUbuntuと同様に簡単に設定を行う方法について詳しく解説します。

Linux MintとWindowsの時間設定の問題

LinuxとWindowsは、それぞれ異なる方法でハードウェアクロック(RTC)を扱っています。Windowsはデフォルトでハードウェアクロックを「ローカル時間」で管理し、Linuxは「UTC(協定世界時)」で管理します。この違いが原因で、デュアルブート環境では、OSを切り替えるたびに時間にズレが生じることがあります。

Ubuntuでは、`sudo timedatectl set-local-rtc true` コマンドを使用して、この問題を解決しましたが、Linux Mintでは同様の方法が動作しない場合があります。この記事では、Linux Mintでの最適な方法を紹介します。

時刻の問題を解決する方法

Linux Mintで、WindowsとLinuxの間で時間がずれないようにするためには、以下の方法を試してみてください。

  • 1. タイムゾーンとハードウェアクロックの設定を確認:まず、Linux MintとWindowsが同じタイムゾーンを使用しているか確認します。これが一致していないと、時刻にズレが生じやすくなります。
  • 2. UTCからローカル時間に設定変更:Linux Mintでハードウェアクロックをローカル時間に変更するためには、以下のコマンドを使用します。
sudo timedatectl set-local-rtc true

このコマンドを実行すると、Linux Mintがローカル時間を基準にハードウェアクロックを扱うようになります。

時刻設定の戻し方

万が一、設定を戻したい場合や他の方法を試す場合、以下のコマンドを使用してUTCに戻すことができます。

sudo timedatectl set-local-rtc false

これにより、Linux MintはUTCを基準にハードウェアクロックを使用します。これで、問題が解決しない場合は、再起動後に設定を確認してください。

他の注意点とトラブルシューティング

時刻設定を行っても問題が解決しない場合、以下の点を確認してください。

  • BIOS設定:一部のPCでは、BIOSでRTCがUTCかローカル時間で設定されている場合があります。BIOSの設定でこの部分を確認し、適切な設定に変更してください。
  • Windowsの設定:Windowsが「ネットワーク時刻サーバー」を使用している場合、時刻設定が上書きされることがあります。この場合、Windows側の設定も確認してみてください。

まとめ

Linux Mint 22.1とWindows 10のデュアルブート環境では、ハードウェアクロックの設定が原因で時刻のズレが発生することがあります。`timedatectl`コマンドを使用して、Linux Mintのハードウェアクロック設定をローカル時間に変更することで、この問題を解決できます。これにより、WindowsとLinuxを切り替えるたびに発生する時刻の修正が不要になり、よりスムーズなデュアルブート環境が実現できます。

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