MacOS 15.4.1へのアップデート後、Touch ID設定が消えてしまったり、指紋認識が正常に動作しないという問題に直面した場合、いくつかの方法で問題を解決することができます。本記事では、この問題の原因と、それに対する具体的な解決策をご紹介します。
Touch ID設定の不具合とは
MacOS 15.4.1にアップデート後に発生するTouch ID設定の不具合は、一部のユーザーに共通する問題です。多くの場合、指紋の登録が完了しても、その後認識されず、設定画面が消えてしまうという症状が報告されています。このような不具合は、特定のソフトウェアや設定が影響している可能性があります。
最初に試すべきことは、Macを再起動してみることです。それによって問題が解消される場合もあります。しかし、それでも解決しない場合は次の方法を試してみてください。
1. システム環境設定をリセットする
まず、システム環境設定の「Touch ID」セクションをリセットして、再設定を試みましょう。リセットすることで設定の不具合が解消されることがあります。
具体的な手順は以下の通りです。
- 「システム設定」→「Touch IDとパスワード」に移動
- 「指紋を削除」ボタンを押して、既存の指紋情報を削除
- 再度、新しい指紋を登録してみる
2. NVRAM(非揮発性ランダムアクセスメモリ)をリセットする
MacのNVRAMが原因でTouch IDが正常に動作しないことがあります。NVRAMをリセットすることで、問題が解決する場合があります。NVRAMリセットの方法は以下の通りです。
- Macをシャットダウンする
- Macの電源を入れた後、すぐに「Command + Option + P + R」を押し続ける
- 約20秒間、キーを押し続けた後、放してMacを再起動
これにより、Touch IDの設定が正常に機能することがあります。
3. ソフトウェアのアップデートを確認する
MacOSの不具合は、新しいアップデートで修正されることが多いため、最新のソフトウェアバージョンを確認することが重要です。Appleは定期的にバグ修正やセキュリティアップデートを行っています。
「システム設定」→「ソフトウェアアップデート」から、最新のアップデートが提供されているか確認し、必要に応じてアップデートをインストールしてください。
4. ユーザーアカウントの問題を確認する
新しいユーザーアカウントを作成して、Touch IDの設定を試すことで、現在のユーザーアカウントの問題を特定できます。もし新しいアカウントで正常に設定できる場合、古いアカウントに関連する設定の不具合が原因かもしれません。
新しいアカウントを作成する手順は以下の通りです。
- 「システム設定」→「ユーザーとグループ」
- 「新規アカウントを作成」ボタンを押し、必要事項を入力
- 作成したアカウントでログインし、Touch IDの設定を確認
まとめ
MacOS 15.4.1におけるTouch ID設定の問題は、いくつかの方法で解決できます。まずはシステム設定をリセットし、次にNVRAMのリセットやソフトウェアのアップデートを試みてください。それでも解決しない場合は、新しいユーザーアカウントで試すことも有効です。これらの手順を試すことで、問題を解決できることが多いので、ぜひお試しください。


コメント