Excel VBAを使ってファイル保存を自動化する際、保存完了後にユーザーにメッセージを表示することができます。この記事では、指定したフォルダに保存するマクロを使用し、その後に「保存完了しました」と表示されるようにする方法を解説します。
1. 初期のマクロコード
質問に記載されたマクロコードでは、`ThisWorkbook.SaveAs`で指定されたファイルを保存する処理が行われていますが、保存完了後にメッセージが表示されていません。以下のコードは、保存後にメッセージを表示するために必要な手順を追加したものです。
Sub test()
With ActiveSheet
ThisWorkbook.SaveAs Filename:=.Range("A1").Value & "\" & .Range("A2").Value
End With
Application.DisplayAlerts = True
MsgBox "保存完了しました!", vbInformation
End Sub
このコードは、`SaveAs`メソッドでファイルを保存した後、`MsgBox`関数を使用して「保存完了しました!」というメッセージボックスを表示します。
2. 詳細な解説
コードの各部分について説明します。
- With ActiveSheet: この部分はアクティブなシートを指定しています。
- ThisWorkbook.SaveAs: 指定された場所にファイルを保存します。ファイル名はセルA1とA2の値を基に設定されます。
- Application.DisplayAlerts = True: 保存時の確認メッセージを表示しないように設定します。
- MsgBox: 保存が完了した後にユーザーにメッセージを表示します。
3. 他のカスタマイズ方法
このコードをさらにカスタマイズする方法として、メッセージボックスの種類を変更したり、他の操作を追加することができます。例えば、保存完了後に特定のシートを表示したり、ユーザーに次のアクションを促すこともできます。
以下の例では、保存完了後に特定のシートを表示するコードを追加しています。
Sub test()
With ActiveSheet
ThisWorkbook.SaveAs Filename:=.Range("A1").Value & "\" & .Range("A2").Value
End With
Application.DisplayAlerts = True
MsgBox "保存完了しました!", vbInformation
Sheets("Sheet2").Activate ' 保存後にSheet2を表示
End Sub
4. まとめ
Excel VBAを使ってファイルを保存した後に、保存完了のメッセージを表示する方法について解説しました。`MsgBox`関数を活用することで、ユーザーに操作が完了したことを知らせることができます。また、コードは必要に応じてカスタマイズし、保存後の追加処理を行うことも可能です。


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