After EffectsでPhotoshop風の不規則な画像切り抜きエフェクトを作る方法

動画、映像

After Effectsを使用して、Photoshopの自動選択機能のように不規則に画像を切り取るエフェクトを作成する方法を解説します。特に、EXC3_CM3でよく見られるような、風景の写真から雲や背景を不規則に抜き取る表現を作成する方法を説明します。

1. 画像の準備とインポート

まず、After Effectsに使用したい風景の画像をインポートします。Photoshopでの編集が必要な場合は、先に切り抜きたい部分を作成しておくと、After Effectsでの作業がスムーズになります。

画像をAfter Effectsにインポートするには、[ファイル]メニューから[インポート]を選択し、使用する画像を選びます。

2. マスクを使って不規則な切り抜きを作成

After Effectsで画像を不規則に切り抜くためには、「マスク」機能を使います。マスクを作成するには、画像レイヤーを選択した状態でペンツール(G)を使用して、切り抜きたい範囲を自由にトレースします。トレースしたパスは、直線や曲線で自由に描けるため、雲の形など不規則な形にも対応できます。

マスクを作成したら、マスクの「拡張」オプションを使って、切り抜きの境界を調整することができます。これにより、柔らかい境界を作ることができ、より自然な切り抜きが可能です。

3. アニメーションの追加

切り抜いた画像にアニメーションを加え、雲が動いているようなエフェクトを作成します。これには、マスクパスをアニメーションさせるために、タイムライン上でマスクパスの位置を変更します。マスクの拡張やフェザーをアニメーションさせることで、画像の切り抜きが時間と共に変化するようにできます。

具体的には、タイムラインで「マスク」項目を展開し、「マスクパス」を選択してキーフレームを設定することで、画像の切り抜き部分を動かすことができます。

4. より高度なエフェクトを追加する

さらに効果的なエフェクトを作成するためには、エフェクトの追加を検討します。例えば、「CC Particle World」や「Fractal Noise」などのエフェクトを利用すると、雲や霧のような自然な動きを追加できます。

「CC Particle World」エフェクトを使うことで、画面上に雲の粒子を発生させ、切り取った部分が徐々に動くようにすることができます。これをマスクに適用することで、よりリアルな雲のアニメーションを作成できます。

5. レンダリングと書き出し

完成したら、動画をレンダリングして書き出します。After Effectsでレンダリングするには、[コンポジション]メニューから[レンダリングキューに追加]を選び、適切なフォーマットと設定を選んで書き出します。

動画として書き出すことで、After Effectsで作成した不規則な切り抜きエフェクトを活用したアニメーションを視覚的に楽しむことができます。

まとめ

After Effectsを使って不規則な切り抜きエフェクトを作成するには、マスク機能やアニメーションを活用することがポイントです。これにより、Photoshopの自動選択に似た不規則な表現を作成することができます。さらに、エフェクトを加えることで、よりダイナミックなビジュアルを作り出せます。初心者でも挑戦できる方法ですので、ぜひ試してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました