Excelで、開始日付と終了日付からその期間に含まれる月の数を求めたい場合、DATEDIF関数では月単位の差分は算出できますが、開始日と終了日が部分的に含まれる月も含めて計算する方法が必要です。この記事では、月の数を数えるための関数を紹介します。
1. DATEDIF関数の限界
DATEDIF関数は、2つの日付の間の差を「日」、「月」、「年」で求めることができますが、月単位の差を求めるとき、開始日と終了日が月の途中であっても、単純に月数を計算します。そのため、途中で含まれる月を完全にカウントしたい場合には適していません。
2. 月数を数える方法
期間内の月数を含める方法として、以下のような式を使用します。
=DATEDIF(A1, B1, "m") + 1
この式では、A1セルに開始日、B1セルに終了日を入力した場合、DATEDIF関数で月数を計算し、その月に開始日と終了日が含まれるように+1しています。
3. 詳細な調整方法
場合によっては、開始日が月の最初でない場合や終了日が月の最後でない場合もあります。これらを含めてより正確にカウントするためには、次のように条件を追加することができます。
=IF(DAY(A1) > 1, DATEDIF(A1, B1, "m") + 1, DATEDIF(A1, B1, "m"))
この式では、開始日がその月の1日より後の場合に、月を1追加します。これにより、期間に含まれる月の数をより正確に求めることができます。
4. 実際の例で確認
例えば、2023年3月15日(A1)から2023年6月10日(B1)の期間の場合、単純に月数を求めると3ヶ月ですが、上記の式を使うと4ヶ月となり、3月と6月をそれぞれ1ヶ月としてカウントすることができます。
まとめ
Excelで期間に含まれる月数を計算する方法について、DATEDIF関数を利用する方法を紹介しました。開始日と終了日が途中であっても、その月を含めて計算するための簡単な方法を使うことで、正確な結果を得ることができます。


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