手続き型言語と非手続き型言語の違いとは?

C言語関連

プログラミング言語には様々な種類があり、その特徴によって用途や書き方が異なります。特に「手続き型言語」と「非手続き型言語」は、プログラミングの基本的な考え方において大きな違いがあります。この記事では、それぞれの特徴を比較し、違いをわかりやすく説明します。

1. 手続き型言語とは

手続き型言語は、プログラムの処理を「手続き」や「関数」という単位で記述する言語です。処理は順番に実行され、プログラムの流れが明確に記述されます。代表的な手続き型言語としては、C言語やFortranがあります。これらの言語では、変数への代入や関数の呼び出しなど、プログラムの流れを操作する指示が中心となります。

2. 非手続き型言語とは

非手続き型言語は、プログラムが「どのように」処理を行うかではなく、「何をするか」に焦点を当てた言語です。典型的には、宣言的なプログラミングスタイルが採用されます。非手続き型言語の例としては、SQLやPrologがあります。SQLではデータの取得や更新が記述されますが、その処理の手順(どのように取得するか)は指定しません。

3. 主な違い

手続き型言語では、プログラムの動作を詳細に指定する必要がありますが、非手続き型言語ではその手順を省略し、結果だけを指定します。手続き型言語は、逐次的に処理が行われるため、プログラムの流れを追いやすい一方で、複雑な処理ではコードが長くなりがちです。非手続き型言語は、簡潔に記述できるものの、処理がどのように行われるかを理解するのが難しい場合があります。

4. 実用例と使い分け

手続き型言語は、システムプログラムやアプリケーション開発に多く使われます。例えば、C言語やC++などは、複雑なアルゴリズムを処理するために適しています。一方、非手続き型言語は、データベース管理や推論システムなどに使用されることが多いです。SQLでは、データベースからのデータ取得を宣言的に記述できます。

まとめ

手続き型言語と非手続き型言語は、プログラムの書き方や考え方において大きな違いがあります。手続き型言語は、処理の手順に焦点を当てており、非手続き型言語は結果に焦点を当てています。どちらの言語も用途に応じて使い分けることで、効率的なプログラム作成が可能です。

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