Wordを開くたびに「読み取り専用」の表示が現れるのは非常に面倒ですよね。毎回解除する手間を省くために、デフォルトの設定を変更する方法をお伝えします。この記事では、Wordを開いたときに「読み取り専用」で開かないようにする設定方法を詳しく解説します。
読み取り専用の原因とその背景
Wordでファイルを開いた際に「読み取り専用」で表示される原因はいくつかあります。主な原因としては、ファイルが他の場所で開かれている、もしくはファイルが保護されている場合があります。また、Wordがファイルを「保護ビュー」で開く設定になっていることも影響しています。
この「読み取り専用」の状態は、ファイルを他の人と共有している場合や、インターネットからダウンロードしたファイルでよく見られます。ファイルを変更可能にするためには、設定を変更する必要があります。
読み取り専用を解除する方法
読み取り専用の解除を毎回手動で行うのは手間です。そこで、次の手順を使ってデフォルトの設定を変更し、「読み取り専用」ではなく、編集可能な状態でファイルを開けるように設定しましょう。
- Wordを開き、[ファイル]メニューを選択します。
- [オプション]をクリックし、[Wordのオプション]ダイアログボックスを開きます。
- [セキュリティセンター]を選択し、[セキュリティセンターの設定]ボタンをクリックします。
- [保護ビュー]タブを選択し、[インターネットからダウンロードしたファイルを保護ビューで開く]のチェックを外します。
- 設定を保存して、Wordを再起動します。
これで、次回からはファイルを編集可能な状態で開くことができます。
ファイルが保護ビューで開かれる原因
Wordの保護ビュー機能は、インターネットからダウンロードしたファイルや、信頼できない場所から開いたファイルに適用されます。これを解除するためには、ファイルを信頼できる場所に保存したり、セキュリティ設定を調整する必要があります。
ファイルが頻繁に保護ビューで開かれる場合、そのファイルがダウンロードされていた場所やファイル自体が何らかの理由で信頼されていない可能性があります。これを解決するためには、[セキュリティセンター]の設定を調整することが効果的です。
ファイルの保存場所とセキュリティ設定の確認
セキュリティ設定を変更しても、特定の場所にファイルを保存している場合、再び「読み取り専用」状態で開かれることがあります。例えば、ファイルが「OneDrive」や「Google Drive」などのクラウドサービスに保存されている場合です。
クラウドサービス上のファイルは、常にインターネットに接続されているため、保護ビューや読み取り専用設定が有効になることがあります。これを避けるためには、ファイルをローカルに保存し、設定を再確認することが重要です。
まとめ
Wordで毎回「読み取り専用」の状態でファイルを開いてしまう問題は、[セキュリティセンター]の設定を変更することで簡単に解決できます。これにより、次回からファイルをスムーズに編集できるようになり、手間を省くことができます。また、ファイルの保存場所やセキュリティ設定も確認し、必要に応じて調整しましょう。


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