Excelで有効期限を過ぎた日付を自動的に色分けするために条件付き書式を使用する方法について説明します。特に、有効期限の1ヶ月前には赤、7ヶ月前には黄色に自動で色を変えたい場合の設定方法を解説します。
1. 条件付き書式の基本設定
条件付き書式を設定することで、特定の条件に基づいてセルの色を自動的に変更できます。まずは対象範囲を選択しましょう。今回は、T6からT40までのセルを対象に設定します。
「ホーム」タブの「条件付き書式」から「新しいルール」を選び、「数式を使用して書式設定するセルを決定」を選択します。
2. 赤色の条件付き書式の設定
赤色に設定する条件は、「有効期限が1ヶ月を過ぎている」というものです。以下の数式を入力してください。
=AND(ISNUMBER(T6), TODAY() >= EDATE(T6, -1))
この数式は、セルが日付であり、現在の日付がその日付から1ヶ月以上経過している場合に適用されます。書式設定で赤色を選び、適用をクリックします。
3. 黄色の条件付き書式の設定
次に、黄色に設定する条件を設定します。条件は「有効期限が7ヶ月を過ぎている」です。以下の数式を使用します。
=AND(ISNUMBER(T6), TODAY() >= EDATE(T6, -7))
この数式も「日付が7ヶ月以上経過した場合」に適用され、書式設定で黄色を選びます。
4. 空欄セルの設定
空欄のセルに色を付けないようにするため、ISNUMBER関数を使って日付でない場合は条件を満たさないように設定しています。これにより、空欄のセルは色がつかず、設定した条件付き書式のみが適用されます。
まとめて設定した後、OKをクリックして条件付き書式が反映されます。
まとめ
Excelで有効期限を過ぎた日付を色分けする条件付き書式は、数式を使用して設定することで簡単に自動化できます。1ヶ月前を赤、7ヶ月前を黄色にする設定を行うことで、期限が近づいているものや過ぎているものを視覚的に簡単に把握できるようになります。


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