C#で開発したアプリケーションでWebView2コントロールを使用しているとき、Windows Defenderが「API Error: Behavior:Win32/DefenseEvasion.A!ml」とエラーを表示してアプリケーションを誤検出することがあります。この問題を解決するための方法について解説します。
WebView2によるエラーの原因
このエラーは、主にWindows DefenderがWebView2コントロールを含むアプリケーションを誤って「脅威」として分類することから発生します。WebView2を使用したアプリケーションは、特にWeb関連のコンテンツを表示する場合、Windows Defenderのセキュリティチェックを引っかけることがあり、これが誤検出の原因となります。
エラーを回避する方法
エラーを回避するためには、いくつかの方法があります。
- 1. 最新のWebView2ランタイムを使用する: WebView2のランタイムバージョンを最新に保つことが重要です。古いバージョンでは誤検出の可能性が高まることがあります。
- 2. セキュリティソフトの設定を見直す: もし誤検出が頻繁に起こる場合、Windows Defenderの設定を調整してアプリケーションを許可リストに追加する方法もありますが、質問者が希望する「許可リストに追加しない方法」では、こちらの手順は避けることになります。
- 3. アプリケーションの署名を確認: 自作アプリケーションに対してデジタル署名を行うことで、セキュリティソフトの誤検出を防ぐことができます。署名は、ソフトウェアが信頼できる開発者から提供されていることを証明します。
WebView2の使い方と誤検出を防ぐためのアドバイス
WebView2を使用する場合、セキュリティリスクを減らすために注意が必要です。例えば、HTMLの「marquee」タグを使用してスクロールを作成するなどの処理は、時にセキュリティツールに誤解されることがあります。代わりに、CSSやJavaScriptを使ってスクロールアニメーションを実装することを検討しましょう。
まとめ
Windows Defenderで「Behavior:Win32/DefenseEvasion.A!ml」エラーが発生する場合、主にWebView2が原因である可能性が高いです。最新のWebView2ランタイムを使用し、誤検出を防ぐためにアプリケーションの署名を行うことが推奨されます。また、HTMLタグの使用を最小限にし、よりセキュアな方法でコンテンツ表示を行うことで、セキュリティ上の問題を回避することができます。


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