MacBook Pro Early 2015のインストール問題解決法:APFSとEFIの設定、インストールのトラブルシューティング

Macintosh(Mac)

MacBook Pro Early 2015のジャンク品を購入して、OSをインストールする際に直面する問題について解説します。特に、APFSフォーマットでのインストール問題、EFIの古さ、インストール後の起動失敗など、よくあるトラブルに対する解決策を紹介します。

1. APFSフォーマットとEFIの問題

まず、macOS High Sierra以降のインストールにはAPFS(Apple File System)フォーマットが必要ですが、APFSがインストールできない場合、EFIが古いことが原因の可能性があります。EFI(Extensible Firmware Interface)は、macOSが起動するために必要なファームウェアの一部で、古いEFIでは新しいmacOSのインストールに対応していないことがあります。

解決策としては、まずEFIを最新のバージョンに更新することが必要です。これには、インターネットリカバリモードや、別のMacを使ってインストールメディアを作成する方法が考えられます。

2. TransMacを使用したインストーラー作成

TransMacは、WindowsでmacOSのインストーラーを作成するためのツールですが、EFIの更新ができるわけではありません。TransMacでインストールメディアを作成しても、EFIが古いとインストールはうまくいきません。TransMacの役割は、インストールメディアを作成することに限定されるため、EFIの問題を解決するには別の方法を探る必要があります。

3. HFS+でのインストールと起動失敗

macOS Big SurやCatalinaをHFS+でインストールしようとしても、インストール後に起動しないことがあります。特に、EFIが古いとHFS+でインストールしても、起動に失敗することが多いです。この場合、EFIをアップデートしない限り、HFS+でもうまく起動しない可能性があります。

HFS+(Mac OS 拡張)でインストールを試みても起動できない場合は、APFSでインストールし直すことをお勧めします。APFSは新しいmacOSバージョンに対応しており、安定した動作が期待できます。

4. High Sierraのインストールで発生する問題とその対処法

High Sierraをインストールしようとすると、インストール後に自動で再起動し、インストーラー画面に戻り、?マークの点滅が表示されることがあります。この問題は、SSDの変換アダプタが原因で、SSDが外部USBのように扱われているために発生することがあります。インストール後のSSDのファイルサイズがインストーラーUSBとほぼ同じであるため、この問題が起きる可能性が高いです。

解決方法としては、変換アダプタを確認し、問題がなければ、SSDを別の方法で接続してインストールを試みることが必要です。また、インストーラーが壊れている可能性もあるため、別のインストーラーを使用してみることも有効です。

5. 残りの選択肢と解決策

現状、試した方法でうまくいかない場合、別のMacを使用してインストールメディアを作成する方法が一つの選択肢です。また、インターネットリカバリを使用してインストールを試みることも可能ですが、証明書の期限切れなどが原因でリカバリサーバーにアクセスできない場合があります。

さらに、macOSのインストールメディアをUSBで作成する際に、macOSのバージョンに合わせた適切なツールや手順を使用しているか確認することも重要です。

まとめ:MacBook Pro Early 2015のインストール問題解決法

MacBook Pro Early 2015のインストール問題に直面した場合、EFIのアップデートとAPFSフォーマットの使用が重要な解決策となります。TransMacやVirtualBoxなどを利用してインストーラーを作成することも一つの手段ですが、EFIの更新が必要であることを忘れないようにしましょう。

インストール後の問題に関しては、変換アダプタやインストーラーの壊れ具合も考慮する必要があります。いくつかの方法を試しながら、最適な解決策を見つけることが重要です。

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