自作PCでOSのクリーンインストール後、古いM.2SSDを取り外しても新しいSSDで起動する方法

自作PCで新しいM.2SSDにOSをクリーンインストールした後、古いM.2SSDを取り外すとOSが起動しなくなる問題に直面することがあります。この問題は、主にBIOS設定と起動順序に関係しています。この記事では、その解決方法を詳しく説明します。

1. BIOS設定の確認

PCが起動しない理由の一つとして、BIOSで設定された起動デバイスの順序が影響していることがあります。特に、以前のM.2SSDにブートローダーが残っている場合、新しいSSDが起動デバイスとして認識されないことがあります。

まず、BIOSに入り、起動デバイスの順序を確認しましょう。新しいM.2SSDが最優先で起動されるように設定されていることを確認してください。

2. 起動順序を変更する方法

BIOS設定で起動デバイスの順序を変更する方法は以下の通りです。

1. PCを再起動し、BIOS設定に入る（通常、起動時に「DEL」キーや「F2」キーを押します）。
2. 「Boot」タブを選択し、起動デバイスの順序を表示します。
3. 新しいM.2SSDがリストの最上位に来るように設定します。
4. 設定を保存してBIOSを終了し、PCを再起動します。

3. 新しいSSDにOSをインストールした際の注意点

OSをインストールした新しいSSDに適切なブートローダーがインストールされていないと、BIOSがそれを認識できないことがあります。その場合、古いM.2SSDが接続されていると、BIOSは古いSSDを優先して認識し、正常に起動しません。

新しいSSDにブートローダーが適切にインストールされていることを確認するために、Windowsインストールメディアを使用して修復を試みるのも一つの方法です。

4. 新しいSSDを優先して起動できるようにするための修復方法

もし、BIOSで起動順序を変更しても問題が解決しない場合、Windowsのインストールメディアを使用して、ブート修復を試みることが有効です。

次の手順で修復を行います。

1. Windowsインストールメディアを使用してPCを起動します。
2. 「修復」を選択し、「PCの修復」オプションに進みます。
3. 「トラブルシューティング」から「スタートアップ修復」を選択します。
4. 修復が完了したら、PCを再起動し、新しいM.2SSDから起動できるか確認します。

まとめ

新しいM.2SSDにOSをインストール後、古いSSDを取り外しても起動できるようにするためには、BIOSの設定を見直し、起動順序を正しく設定することが最も重要です。また、Windowsインストールメディアを使った修復操作も試みる価値があります。これらの手順を試すことで、問題が解決するはずです。