FileMaker Pro 22でデータベースのインポート中に「エラーのためスキップされたレコード」と表示され、インポートできない問題に直面している方へ。この記事では、このエラーが発生する原因と、その解決方法について解説します。
エラーの原因とその背景
「エラーのためスキップされたレコード」というエラーメッセージは、インポート中に何らかの問題が発生したことを示しています。特に、フィールドのデータが正しく一致していない場合や、制約条件が適用されている場合に発生することがあります。
質問のケースでは、エラーメッセージ内に「データが正しくインポートされたことを確認してください。アクセス権、入力値の制限、ロックされたレコードは、レコード内またはフィールド内のデータがスキップされる原因になることがあります。」と記載されています。これに関連する原因を次に紹介します。
考えられる原因と解決策
1. アクセス権の問題
エラーメッセージに「アクセス権」という言葉が含まれている通り、アクセス権が適切に設定されていない場合、レコードがインポートできないことがあります。FileMakerでは、レコードに対する権限を設定することができますが、ユーザーがその権限を持っていない場合、インポートがスキップされることがあります。
解決策としては、インポート元とインポート先の両方のファイルに対してアクセス権を確認し、適切な設定を行いましょう。
2. 入力値の制限
フィールドに入力制限(例えば、数値や文字列の長さ制限)が設定されている場合、インポートするデータがその制限を超えていると、レコードがスキップされることがあります。これを解決するためには、インポートするデータが制限内に収まっているか、またはフィールドの制限を一時的に緩和してみることが有効です。
3. ロックされたレコード
インポート中に対象となるレコードがロックされている場合、そのレコードはインポートできません。ロックされたレコードが原因である場合は、インポートを実行する前にレコードのロックを解除する必要があります。
4. フィールドの不一致
インポート元とインポート先のフィールドが一致していない場合、またはインポート元に新しいフィールドが追加された場合、インポート時にエラーが発生することがあります。この場合、インポート先のフィールドに対応するフィールドが正しく設定されているかを確認し、フィールド名や順番を一致させることが重要です。
インポート前に確認するべきこと
- インポート元とインポート先のフィールド名が一致しているか確認する。
- フィールドに設定された入力制限(数値や文字列の長さ制限など)を確認する。
- インポート元のレコードがロックされていないか確認する。
- アクセス権が適切に設定されていることを確認する。
まとめ
FileMaker Pro 22でインポート時に「エラーのためスキップされたレコード」が表示される原因は、アクセス権や入力制限、レコードのロック、フィールド不一致などが考えられます。これらの要因を一つずつ確認し、問題を解決することで、スムーズにデータをインポートできるようになります。インポート設定を見直して、再度インポートを実行してみてください。


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