Accessのクエリでフォームから動的に8桁の数値を検索する方法

Microsoft Accessのフォームから動的に8桁の数値を検索し、条件を満たすデータを抽出する方法について解説します。この方法は、毎月変動する8桁の数値を簡単に検索できるようにするものです。

問題の背景

質問者が抱えている問題は、フォームから8桁の数値（例：20250731）を入力してクエリで検索しようとした際に、`<>`（不等号）を使うと結果が抽出されないというものです。質問者は、フォーム入力値を基にクエリを動的に設定して、データを抽出したいと考えています。

Accessでフォームから入力された値を使って、クエリに動的に反映させるには、フォームのコントロールを参照する必要があります。例えば、フォームのテキストボックスに入力された値を`[フォーム名]![テキストボックス名]`として参照します。

SELECT * 
FROM TableName 
WHERE FieldName = [フォーム名]![テキストボックス名];

ここで、`FieldName`は検索対象のフィールド名、`[フォーム名]![テキストボックス名]`はフォームのテキストボックスから入力された値を参照しています。

質問者が使用した`<>`演算子は、指定した値と異なるデータを検索するためのものですが、これを使っても期待通りに結果が得られない理由は、数値や文字列のフォーマットに関連した問題が考えられます。

例えば、Accessでは`<>`を使って不等号による比較を行う場合、データ型や文字列の形式（全角・半角、スペースの有無など）が一致しないと正しく比較できないことがあります。

問題を解決するためには、入力された値が`20250731`のように一定のフォーマットであることを確認し、検索条件を動的に設定する方法が有効です。`Like`演算子を使って、部分一致で検索する方法もあります。

SELECT * 
FROM TableName 
WHERE FieldName LIKE "*" & [フォーム名]![テキストボックス名] & "*";

これにより、指定された8桁の数値がフィールドに部分一致するデータを検索できます。

フォームからの動的入力を使って、Accessで8桁の数値を条件にした検索を行う場合、`LIKE`演算子を使って部分一致を設定することが重要です。また、不等号`<>`を使う際には、データの形式や一致条件に注意が必要です。これらの方法を使うことで、毎月変動する数値に対応した検索が可能となります。