Excelでフィルターがかかった状態で可視セルをコピーし、値で貼り付ける方法

Excelでフィルターがかかっているとき、可視セルだけを選択してコピーし、値として貼り付けたい場面があります。この操作を正しく行うためには、特定の方法を使う必要があります。この記事では、その手順とポイントを解説します。

可視セルを選択する方法

フィルターをかけた後、特定の条件に合致するセルだけを選択したい場合、通常の方法で選択すると、非表示のセルも選ばれてしまうことがあります。しかし、Excelには「可視セルのみ」を選択する機能があります。

これを実行するには、まずフィルターをかけた状態で、セル範囲を選択します。その後、「ホーム」タブの「検索と選択」から「ジャンプ」を選択し、「可視セルのみ」を選びます。これで、フィルターによって非表示になっているセルを除いた、可視セルのみが選択されます。

可視セルのみを選択した後、コピーして貼り付ける方法は次の通りです。選択したセルをコピー（Ctrl+C）し、値を貼り付けたい場所に移動します。その後、右クリックして「貼り付けオプション」から「値」を選びます。この操作により、数式や書式を除いたデータだけが貼り付けられます。

「値」を選択することで、フィルターがかかっている状態で元のセルの内容だけを保持し、非表示のデータを除外して貼り付けることができます。

Excelでは、可視セルのみを選択し、値を貼り付ける操作をショートカットキーを使って素早く行うこともできます。以下の手順で操作できます。

このショートカットを使うことで、作業が効率化され、時間を短縮できます。

フィルターをかけた状態で可視セルのみをコピーする際に、うまくいかないことがあります。その場合、以下の点を確認してみましょう。

これらの問題を確認し、再度操作を行うと問題が解決する場合が多いです。

Excelでフィルターをかけた状態で可視セルを選択し、値を貼り付ける方法は、基本的な操作を覚えておくと非常に便利です。可視セルのみを選択する機能を活用し、データを効率的に処理することで、作業の精度とスピードが向上します。ショートカットキーを使って、さらに作業をスムーズに行いましょう。