PowerPointでプレゼンテーションの複数スライドにわたってサウンドを連続再生したい場合、特定のPowerPointのバージョンではこの機能が可能です。この記事では、PowerPoint 2008ではできないこの機能が、どのバージョンから可能になるのか、そしてPowerPoint 2016でこの機能をどのように使うのかについて説明します。
PowerPoint 2008でサウンドを連続再生する方法
PowerPoint 2008では、サウンドの連続再生機能は標準で提供されていません。このバージョンでは、サウンドは1つのスライドでのみ再生され、次のスライドに移動するとサウンドが停止してしまいます。そのため、複数スライドにわたって音声を再生するには、手動でサウンドを各スライドに挿入して再生する方法しかありません。
PowerPoint 2016でサウンドを複数スライドで連続再生する方法
PowerPoint 2016では、サウンドを複数スライドにわたって連続再生する機能が追加されました。この機能を使うことで、1つのサウンドファイルをスライド全体で再生させることが可能になります。これを実現するための方法は以下の通りです。
- 「挿入」タブを選択し、「オーディオ」から「オーディオの挿入」を選びます。
- サウンドファイルを選択して挿入後、オーディオアイコンをクリックし、「再生」タブを選択します。
- 「オプション」セクションで「スライドショー全体で再生」を選択し、サウンドが全てのスライドにわたって再生されるように設定します。
これにより、1つのオーディオファイルがスライドの切り替え時にも途切れることなく再生されます。
PowerPointでサウンドが途切れずに再生されない場合の対処法
もしサウンドが途切れてしまう場合、いくつかの原因が考えられます。例えば、オーディオファイルが非常に大きい場合や、適切に設定が行われていない場合です。次の手順で設定を確認しましょう。
- オーディオファイルがMP3やWAVなど、PowerPointでサポートされているフォーマットであることを確認します。
- 「再生」タブの「音楽がスライドの終了後に再生を停止しないようにする」オプションがオンになっているかを確認します。
これらの設定が正しく行われている場合、音声は途切れることなくスライド全体で再生されるはずです。
まとめ
PowerPoint 2008では複数スライドにわたってサウンドを連続再生することはできませんが、PowerPoint 2016ではその機能が実装されています。サウンドをスライド全体で再生するためには、「オーディオの挿入」機能を使い、「スライドショー全体で再生」のオプションを選択することで、スムーズに再生することができます。これにより、プレゼンテーションに音楽や効果音を追加する際に便利に活用できます。


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