UEFIで起動した際に自動修復ループに入ってしまうという問題に直面することがあります。この問題は、PCが起動できない状態で自動修復を繰り返してしまう症状です。この記事では、この問題を解決する方法を順を追って解説します。
自動修復ループとは?
自動修復ループは、Windowsが起動できなくなり、自動的に修復モードに移行し、その後、修復を試みるが、修復自体が失敗するという現象です。これが繰り返されることで、PCが正常に起動しなくなります。
特に、UEFI設定やブート構成が影響している場合、ブートセクターが正しく設定されていないことが原因となることがあります。
問題の原因と確認すべきポイント
まず、以下のポイントを確認することが重要です。
- CSM(Compatibility Support Module)の設定: CSMをオフにしているということですが、これを一度オンにしてみて、問題が解消されるか確認します。
- セキュアブートの設定: セキュアブートが「ユーザー」に設定されている場合、これを「無効」に変更してみることで、問題が解決することがあります。
- SSDのGPT形式: GPT(GUID Partition Table)に設定されていることは正しいですが、MBR(Master Boot Record)形式に変更する必要がある場合もあります。
自動修復ループから抜け出す方法
自動修復ループから抜け出すために試すべき方法は以下の通りです。
1. セーフモードで起動する
まず、Windowsのセーフモードで起動してみましょう。セーフモードでは最低限のドライバーとサービスだけが読み込まれ、通常の起動問題が回避されることがあります。
セーフモードで起動するには、PCを再起動し、Windowsが修復モードに入る前に「F8」キーを連打してセーフモードを選択します。
2. 修復ツールを使う
Windowsのインストールメディア(USBまたはDVD)を使って、PCを起動します。そこで、「コンピューターの修復」を選択し、トラブルシューティングオプションから「スタートアップ修復」や「システムの復元」を実行します。
3. ブート構成を修復する
コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力してブート構成を修復します。
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /rebuildbcd
これにより、Windowsのブートローダーが修復される可能性があります。
PCの設定を確認する
また、UEFIの設定が正しく行われているかも確認しましょう。具体的には、UEFIモードで起動するために、BIOS設定が適切である必要があります。次の点を確認してみてください。
- UEFIモードが有効: BIOS設定でUEFIモードが選択されていることを確認します。
- ブート順序の確認: UEFIブート順序が正しく設定されているか確認します。
まとめ
自動修復ループに陥る原因はいくつかありますが、UEFI設定、セキュアブート、ブート構成の修復、セーフモードでの起動などを試すことで問題を解決できる場合があります。まずは設定を見直し、次に修復ツールを使用して問題を解決しましょう。それでも解決しない場合は、ハードウェアの問題が原因の可能性も考慮し、専門のサポートを求めることをお勧めします。


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