PowerPointで複数のスライドを1枚にまとめてPDFとして出力したいとき、特に「2in1」形式で出力したい場合の方法を解説します。これは、スライドを縮小して1枚の用紙に複数スライドを配置するための便利な方法です。この記事では、PowerPointの標準機能や外部ツールを活用した解決策を紹介します。
1. PowerPointの標準機能で2in1を作成する方法
PowerPointには「配布資料」という印刷設定があり、スライドを複数枚1枚に配置できます。これを使うと、スライドを小さくして1枚の用紙に2つ以上配置することができますが、スライドに枠が付いてしまう問題が発生することがあります。
- 「ファイル」タブをクリックし、「印刷」を選択します。
- 「設定」のドロップダウンメニューから「配布資料」を選び、表示されるオプションで「2スライド」を選択します。
- この方法で出力したPDFに枠がつかず、スライドをきれいに配置する方法を次で解説します。
2. PDF作成後にPDF編集ソフトで調整する
PowerPointの標準機能では、PDFを「2in1」形式で作成する際に枠付きのスライドが作成されるため、後でPDF編集ソフトを使って調整する方法を検討します。
- PowerPointで通常通りスライドをPDFとして出力します。
- 出力後、Adobe AcrobatなどのPDF編集ソフトで開き、2ページ分を1ページに配置する設定を行います。
- これにより、枠を外してスライドを1ページに収めることができます。
3. PDF作成後に無料オンラインツールを使用する方法
PDF編集ソフトを使わずに、無料のオンラインツールを使って簡単にPDFを編集することもできます。これにより、PowerPointから出力したPDFファイルを2in1に変換できます。
- 「Smallpdf」や「ILovePDF」などの無料オンラインツールを使用して、PDFを結合またはページを並べて配置することができます。
- これらのツールで「2ページを1ページに」設定を使うことで、PowerPointで作成したPDFをスライドなしできれいに配置できます。
4. Microsoft 365の機能を活用する方法
Microsoft 365の最新バージョンを使っている場合、PowerPointの「プリント設定」でPDF作成時にスライドを2in1形式で出力する設定がより簡単に行える場合があります。
- Microsoft 365のPowerPointを使用して、「ファイル」タブから「印刷」を選択します。
- 「配布資料」を選び、「2スライド」を選択後、PDFとして保存します。
- これにより、スライドが枠なしで配置されたPDFを簡単に作成できます。
5. まとめ
PowerPointでスライドを2in1形式でPDFに出力するための方法は、標準機能やPDF編集ソフトを使った後処理、さらにはオンラインツールを使った解決策があります。それぞれの方法で、必要に応じてスライドをきれいに配置し、目的の形式でPDFを作成できるようになります。
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