Wordファイルをコピーして編集する際に連動しないようにする方法

Office系ソフトウェア

Microsoft Wordでファイルをコピーして編集する際、元のファイルにも変更が反映されてしまうことがあります。この現象は、コピーしたファイルが元のファイルとリンクしている場合に起こります。この記事では、その問題を解決するための方法について説明します。

1. Wordファイルが連動して編集される理由

Wordでファイルをコピーしても、通常は別々のファイルとして扱われますが、コピーしたファイルに元のファイルのリンクが含まれている場合、どちらか一方を編集するともう一方にも反映されることがあります。このリンクは「オブジェクトのリンクと埋め込み(OLE)」という機能に関連しており、これを解除しないと意図しない変更が起こることがあります。

2. コピー元のファイルとコピー先のファイルがリンクされている場合

リンクされている場合、Wordは元のファイルとコピーを同期するため、両方のファイルに加えた変更が互いに反映されます。これを防ぐためには、コピーを「リンクなしで貼り付け」する必要があります。

具体的には、コピーしたい部分を選択した後、右クリックして「形式を選択して貼り付け」オプションを選び、「リンクなしで貼り付け」を選ぶことで、コピー先のファイルが元のファイルとリンクしなくなります。

3. 「リンクなしで貼り付け」の手順

以下は、「リンクなしで貼り付け」を実行する手順です。

  1. 編集したい部分を選択してコピーします。
  2. コピー先のファイルに移動し、カーソルを貼り付けたい位置に置きます。
  3. 右クリックして「形式を選択して貼り付け」を選択します。
  4. 表示されるオプションから「リンクなしで貼り付け」を選びます。

これで、コピー先のファイルが元のファイルとリンクしなくなり、編集しても元のファイルには影響がありません。

4. 編集後の内容が元のファイルに影響しないか確認する方法

リンクなしで貼り付けた後、元のファイルに変更を加えてもコピーしたファイルには影響を与えないことを確認するために、コピー元とコピー先のファイルを両方開いて、それぞれに変更を加えてみてください。

もし、変更が片方のファイルにのみ反映されるのであれば、リンクが解除されていることが確認できます。

5. まとめ

Microsoft Wordでファイルをコピーして編集しても、元のファイルに影響を与えないようにするためには、コピー時に「リンクなしで貼り付け」を選択することが重要です。この方法を使えば、意図せずファイルが連動して変更される問題を防げます。

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