大学の授業でWordを使っていると、「キャッシュされた資格情報の有効期限が切れているため、変更内容をアップロードまたはダウンロードできません」というエラーが表示され、編集できなくなることがあります。この問題は、特にクラウドストレージ(OneDriveやSharePoint)を使用している場合に発生しやすいです。この記事では、このエラーを解決するための方法をいくつか紹介します。
原因とその影響
このエラーメッセージは、Microsoft Officeがクラウドストレージにアクセスする際に、認証情報(資格情報)が期限切れとなった場合に表示されます。特に、Word文書をクラウドで同期している際に、ネットワーク接続が不安定だったり、資格情報が古くなったりするとこの問題が発生します。
この問題を解決するためには、いくつかの手順を試す必要があります。
解決法1: Officeアプリケーションの再サインイン
まず最初に試すべき方法は、Officeアプリケーション(WordやExcelなど)からサインアウトし、再度サインインすることです。これにより、資格情報が再度更新され、エラーが解消されることがあります。
手順は以下の通りです。
- Wordを開き、「ファイル」メニューをクリックします。
- 「アカウント」を選択し、Microsoftアカウントからサインアウトします。
- 再度サインインし直し、資格情報が更新されるか確認します。
解決法2: キャッシュのクリアと認証情報の削除
次に、Wordのキャッシュや資格情報を削除する方法があります。これにより、保存された認証情報がクリアされ、再度資格情報を正しく入力することができます。
手順は以下の通りです。
- 「スタート」メニューから「資格情報マネージャー」を開きます。
- 「Windows資格情報」のセクションに移動し、関連するMicrosoftアカウントを削除します。
- Wordを再起動し、再度サインインします。
解決法3: Officeの修復を試す
もし上記の方法で解決しない場合、Officeアプリケーション自体に問題がある可能性があります。その場合、Officeの修復ツールを使用して修復を試みます。
修復方法は以下の通りです。
- 「スタート」メニューから「設定」を開き、「アプリ」を選択します。
- インストールされているOfficeアプリケーションを選択し、「変更」をクリックします。
- 「修復」を選択し、指示に従って修復作業を行います。
解決法4: OneDriveやSharePointの同期を確認
エラーが発生している文書がOneDriveやSharePointに保存されている場合、これらのサービスの同期設定を確認することも重要です。同期がうまくいっていないと、文書をアップロードやダウンロードできなくなることがあります。
手順は以下の通りです。
- OneDriveまたはSharePointを開き、同期の状態を確認します。
- 同期に失敗している場合は、再同期を試みます。
- 同期が正常に行われているかを確認し、問題が解決するか確認します。
まとめ
「キャッシュされた資格情報の有効期限が切れているため」エラーは、主に資格情報や同期の問題が原因で発生します。これを解決するためには、Officeアプリケーションへの再サインイン、キャッシュのクリア、Officeの修復、そしてOneDriveやSharePointの同期確認を試してみましょう。これらの方法で問題が解決できない場合は、Microsoftサポートに問い合わせてさらなるサポートを受けることを検討してください。


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