Excelのマクロを使用して、C3セルにデータが入力された際に、E3セルにその日時を自動的に表示させる方法について解説します。これにより、データ入力と同時に日時を記録することができ、作業の効率化が図れます。
Excelマクロの基本的な考え方
Excelでは、VBA(Visual Basic for Applications)を使ってマクロを作成し、自動化処理を行います。この場合、特定のセルにデータが入力されたタイミングで、他のセルに日時を自動で入力するという処理を行います。
具体的なマクロのコード
以下のコードをVBAエディタに追加することで、C3セルにデータが入力された際に、E3セルにその時の日時を自動で入力できます。
Private Sub Worksheet_Change(ByVal Target As Range)
If Not Intersect(Target, Me.Range("C3")) Is Nothing Then
If Target.Value <> "" Then
Me.Range("E3").Value = Now
End If
End If
End Sub
このコードは、「C3」セルにデータが入力された際に、そのタイミングで「E3」セルに現在の日付と時刻を表示します。
コードの解説
コードのポイントを以下に説明します。
- Private Sub Worksheet_Change: このコードはワークシートが変更されたときに実行されるイベントです。
- Target: 「Target」は変更されたセルの範囲を指します。
- Intersect(Target, Me.Range(“C3”)): 「C3」セルが変更されたかどうかを確認します。もし変更されていれば、次の処理が実行されます。
- Me.Range(“E3”).Value = Now: 「E3」セルに現在の日付と時刻(Now)を入力します。
マクロを実行する方法
このマクロを実行するためには、ExcelでVBAエディタを開き、対象のシートにコードを追加する必要があります。
手順は次の通りです。
- Excelで「Alt」+「F11」を押してVBAエディタを開く。
- 左側の「VBAProject」を選択し、該当のシートをダブルクリック。
- コードウィンドウに先程のコードを貼り付ける。
- 「Alt」+「Q」でエディタを閉じてExcelに戻り、C3セルにデータを入力して動作を確認する。
まとめ
Excelのマクロを使用して、C3セルにデータが入力された際にE3セルに日時を自動で表示させる方法を解説しました。これにより、データ入力時にタイムスタンプを記録できるため、作業の記録管理が簡単になります。


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