Windows 11のパソコンを購入した際に、管理者名として「OWNER」が表示され、さらに「設定」や「ユーザーの情報」で異なるアカウント名が表示されることがあります。これが一体どのような状況なのか、そしてそのまま使用しても問題ないのかについて解説します。
「OWNER」とは何か?
「OWNER」とは、パソコンが初めてセットアップされた際に作成されるローカルアカウントの名前です。通常、Windowsでは初回のセットアップ時に、ユーザー名が「OWNER」と設定されることがあります。これは、特にMicrosoftアカウントを使用せずにローカルアカウントとしてPCを設定した場合に見られる現象です。
このアカウントは、管理者権限を持つユーザーアカウントであり、パソコンを利用する上で基本的な管理操作が可能です。ただし、この「OWNER」というアカウントは、ユーザー名を変更することもできます。
Microsoftアカウントとローカルアカウントの違い
質問者が気にされているように、「設定→アカウント」でMicrosoftアカウントが表示されている一方で、ログイン時や「ユーザーの情報」画面で「OWNER」が表示されるのは、ローカルアカウントとMicrosoftアカウントの違いによるものです。
Microsoftアカウントは、クラウドと同期されており、複数のデバイスで同じアカウントを利用することができます。一方、ローカルアカウントは、インターネットとの同期がなく、パソコン単体で管理されるアカウントです。このため、ログイン時に「OWNER」と表示されることがあるのです。
「OWNER」アカウントをそのまま使っても問題ないか?
「OWNER」アカウントは、パソコンを問題なく使用するために必要な権限を持っています。そのため、このまま使用しても大きな問題はありません。ただし、Microsoftアカウントを使用している場合には、Microsoftのサービスやクラウド同期機能をフル活用するために、アカウント名の統一を考えると良いでしょう。
もし「OWNER」をそのまま使用していると、Microsoftアカウントで提供される一部の機能(例えば、OneDriveなどのクラウド機能)と同期が取れない場合があります。これを回避したい場合は、ユーザー名の変更を検討してみてください。
「OWNER」アカウントを変更する方法
もし「OWNER」と表示されるアカウント名を変更したい場合、以下の手順でユーザー名を変更できます。
- 「設定」→「アカウント」→「ユーザーの情報」を開きます。
- 「アカウントの管理」を選択し、「ローカルアカウントを管理」からユーザー名の変更が可能です。
- Microsoftアカウントを使用している場合、変更後に再度Microsoftアカウントでのサインインが必要です。
変更後は、新しい名前でログインすることができ、Microsoftアカウントと同期されるため、クラウド機能などを活用することができます。
まとめ:ローカルアカウント「OWNER」を使い続けても問題なし
Windows 11の「OWNER」アカウントは、あくまでローカルアカウントの名前であり、基本的な操作には支障はありません。Microsoftアカウントを使用していない場合、このまま使用しても問題はありません。ただし、Microsoftアカウントの同期機能を活用したい場合は、アカウント名の統一や変更を検討してみると良いでしょう。必要に応じて、アカウント名を変更することで、よりスムーズにクラウドサービスと連携させることができます。
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