Blenderでモデリングの練習をしている際、テクスチャペイントの作業をiPadのアイビスペイントで行いたい方は多いでしょう。しかし、BlenderからiPadに送る方法、特にPSD形式で保存したUV展開図をiPadに送って編集する方法が分からないという問題があります。この記事では、その方法について解説します。
BlenderでのUV展開図の作成方法
まず最初に、BlenderでUV展開図を作成する必要があります。BlenderでモデルにUV展開を施すには、モデルを選択し、「UV Editing」タブに移動します。その後、「Unwrap」などの方法でUVを展開し、必要に応じてUVマップを調整します。
UV展開が完了したら、テクスチャペイントを行うために、画像として保存する必要があります。ここで注意が必要なのは、画像ファイル形式で保存する際にPSDを選択する方法です。
BlenderでPSD形式で保存する方法
Blenderから直接PSD形式で保存する機能はデフォルトでは備わっていませんが、画像をPNGやJPGなどの形式で保存し、その後外部の画像編集ソフトを使ってPSD形式に変換する方法があります。
1. BlenderでUV展開を終えたら、「Image」→「Save As」からPNGやJPG形式で保存します。
2. 次に、保存した画像ファイルをPhotoshopやGIMPなどの画像編集ソフトで開き、PSD形式で保存します。
この方法で、PSD形式のファイルを作成し、iPadに転送する準備が整います。
iPadのアイビスペイントでPSDを使用する方法
アイビスペイントはPSDファイルをサポートしていますので、Photoshopで保存したPSDをiPadに送信し、アイビスペイントで開くことができます。次の手順で、PSDをiPadに送信し、アイビスペイントで編集する方法を紹介します。
1. 作成したPSDファイルをクラウドサービス(Google DriveやDropboxなど)にアップロードします。
2. iPadでそのクラウドサービスにアクセスし、PSDファイルをダウンロードします。
3. アイビスペイントを開き、「インポート」からダウンロードしたPSDファイルを選択します。
これで、アイビスペイントでPSD形式のファイルを編集することができます。
その他の方法:他のファイル形式を使用する
もしPSD形式で保存するのが面倒に感じる場合、他の画像形式(例えばPNG)を使用する方法もあります。PNG形式の画像をiPadに転送し、アイビスペイントでテクスチャを描くことも可能です。特に、テクスチャの編集が主目的であれば、PNG形式で十分な場合もあります。
PNGやJPGなどの画像形式で保存した場合、iPadで簡単に画像を編集し、再度Blenderに戻すことができます。
まとめ:Blenderとアイビスペイントでのテクスチャペイント作業
BlenderからiPadのアイビスペイントにPSDファイルを送ってテクスチャペイントを行うには、まずBlenderでUV展開図を作成し、その画像をPhotoshopなどでPSD形式に変換し、iPadに転送して編集するという方法があります。もし、PSD形式にこだわらずに作業を行いたい場合は、PNGやJPG形式で保存し、iPadで編集することもできます。
この方法を活用して、Blenderとアイビスペイントを組み合わせた効率的なテクスチャ作業を行いましょう。


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