Excelのピボットテーブルで列の項目の順番を変更した際、その順番が元データに基づいて自動でリセットされてしまうことがあります。この記事では、ピボットテーブルで列の並びを固定する方法について解説します。
1. ピボットテーブルで列の並び順を変更する理由
ピボットテーブルでは、データの変更や更新が行われると、列の順番が元の並びに戻ることがあります。これはピボットテーブルが元データに基づいて自動的に並び替えを行うためです。そのため、手動で並び替えた順番がリセットされることがあります。
2. ピボットテーブルの列の順番を固定する方法
ピボットテーブルで列の順番を固定する方法として、ピボットテーブルのフィールド設定を変更する方法があります。以下の手順を実行して、列の並び順を固定することができます。
- ピボットテーブルを作成し、並び替えたい列のラベルを右クリックします。
- 「フィールドの設定」を選択します。
- 「レイアウトと印刷」タブを選択し、「アイテムを手動で並べ替える」をチェックします。
- 「OK」をクリックして設定を保存します。
これで、列の順番が固定され、元データを更新しても並び順は変わりません。
3. 元データが変更されても並び順を維持する方法
元データが変更されても列の順番を維持するためには、ピボットテーブルの更新を手動で行うことが有効です。これにより、更新時に自動で並び替えが行われるのを防ぐことができます。更新方法は以下の通りです。
- ピボットテーブルを右クリックします。
- 「更新」を選択します。
これで、元データが更新されても手動で並べ替えた順番を保持することができます。
4. 手動で列を並べ替える方法
ピボットテーブルで列の順番を手動で並べ替える方法もあります。これには、以下の手順を実行してください。
- ピボットテーブルを右クリックして「ピボットテーブルオプション」を選択します。
- 「オプション」タブで「レイアウトと印刷」セクションに移動します。
- 「アイテムの並べ替えを手動で行う」を選択し、「OK」をクリックします。
これで、列の順番を自由に並べ替えることができ、データ更新後も並び順が維持されます。
まとめ
ピボットテーブルで列の順番が元に戻る問題は、「アイテムを手動で並べ替える」オプションを使うことで解決できます。元データの更新後も並び順を固定したい場合は、手動更新を行うことで、並び順の変更を防ぐことができます。この方法を実践すれば、より安定してピボットテーブルを利用できます。
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