完全受肉(Vtuberなどのキャラクターを使用して配信する)に必要な機材やソフトウェアは、初心者には少し複雑に感じることがあります。特にオーディオインターフェースとミキサーの使い方がわからないという方も多いでしょう。この記事では、受肉キャラを動かしながら、モーションキャプチャーやRVCを利用し、音声や映像をスムーズに配信するための手順を順を追って解説します。
完全受肉配信の流れと必要な機材
完全受肉配信を行うためには、いくつかのステップを踏む必要があります。まず、受肉キャラ(Vroidなど)をBlenderで設定し、モーションキャプチャーやFaceRigで動きをつけます。そして、RVC(音声合成)を利用して、受肉キャラに声を反映させることが求められます。
これらをつなげるために、オーディオインターフェースやミキサーを使うことが必要になります。まずはその違いと使い方を理解しましょう。
オーディオインターフェースとオーディオミキサーの違い
オーディオインターフェースとミキサーは似ているようで異なる機材です。オーディオインターフェースは、マイクや楽器などの音声信号をパソコンに取り込むためのデバイスです。一方、オーディオミキサーは、複数の音源をまとめて調整したり、エフェクトを加えたりするための機材です。
初心者には、オーディオインターフェースが手軽で使いやすいためおすすめです。マイクの音声をPCに取り込むだけでなく、音量の調整やエフェクトを簡単に加えることができます。
受肉キャラと声を同期させるためのセットアップ手順
次に、受肉キャラと声を同期させるための具体的な手順について説明します。以下の手順に従って、設定を進めましょう。
- 1. 受肉キャラの作成と設定:Vroidでキャラクターを作成し、Blenderを使用してそのキャラクターをアニメーション化します。
- 2. モーションキャプチャーの設定:FaceRigを使用して、リアルタイムでキャラクターの表情や動きをトラッキングします。
- 3. 声の合成:RVC(リアルボイスキャプチャ)を使用して、自分の声をキャラクターに合わせます。ここでは、声の調整やエフェクトを加えることができます。
- 4. オーディオインターフェースを接続:AT2020マイクをオーディオインターフェース(例えば、Focusrite Scarlett 2i2)に接続し、音声をPCに取り込みます。
- 5. 動画編集ソフトを使用:音声と映像の同期が取れたら、Adobe Premiere ProやOBS Studioなどの動画編集ソフトウェアを使用して、配信用に編集します。
おすすめのオーディオインターフェースとミキサー
初心者におすすめのオーディオインターフェースは、Focusrite Scarlett 2i2やBehringer UMC22などです。これらは比較的安価で、音質が高く、使いやすいのが特徴です。マイク(AT2020など)を簡単に接続し、PCに音声を取り込むことができます。
オーディオミキサーが必要な場合は、Yamaha MG10XUなどが人気です。こちらは複数の音源をミックスし、音質の調整やエフェクトを加えることができますが、初心者には少し扱いが難しいかもしれません。
おすすめの配信ソフトウェア
配信の際に使用するソフトウェアとしては、OBS Studioが最も一般的で使いやすいです。無料であり、カスタマイズ性も高いため、初めての配信でも安心して使用できます。映像の映し方、音声の調整、ストリーミングの設定など、OBS Studioで一元管理できます。
まとめ
完全受肉配信を行うためには、受肉キャラの作成から音声の合成、オーディオインターフェースやミキサーを使って音声をPCに取り込み、動画編集ソフトで編集を行い、最終的に配信ソフトウェアを使用して配信するという一連の流れが必要です。オーディオインターフェースは簡単に音声を取り込むために便利で、初心者でも使いやすい機材です。最初は複雑に感じるかもしれませんが、順を追ってセットアップすれば、スムーズに配信を行えるようになります。


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