PC間でのファイル共有エラーの解決方法(エラーコード1208)

ファイル共有、P2P

PC間でファイル共有を試みると、エラーコード1208が表示されることがあります。このエラーは、主にネットワーク資格情報の入力や共有設定に関する問題が原因で発生します。以下に、エラー解決のための手順を詳しく解説します。

1. ネットワーク設定の確認

まず、ファイル共有を行う各PCのネットワーク設定を確認しましょう。特に、「プライベートネットワーク」や「ファイルとプリンターの共有」がオンになっているか、また「パスワード保護共有」がオフになっていることを確認してください。設定を変更した後は、再起動して変更が反映されていることを確認しましょう。

2. SMBバージョンの確認と有効化

エラー1208が発生する場合、SMB(Server Message Block)のバージョンが適切に設定されていない可能性があります。Windows 10/11では、SMBv1が無効化されていることが多いため、SMBv2またはv3を有効にする必要があります。以下の手順で確認と設定を行ってください。

  • スタートメニューで「Windowsの機能の有効化または無効化」を検索
  • 「SMB 1.0/CIFS ファイル共有サポート」のチェックを外し、「SMB 2.0および3.0」を有効化
  • 再起動して設定が適用されていることを確認

3. 資格情報の確認と修正

ネットワーク資格情報が間違っている場合、アクセスが拒否されることがあります。PC間でファイル共有を行うには、正しい資格情報(ユーザー名とパスワード)が必要です。AのPCにログインしているユーザー名とパスワードをBおよびCのPCでも使用しているか確認しましょう。資格情報マネージャーを使って正しいアカウント情報を入力してみてください。

4. フォルダの共有設定

AのPCでファイルやフォルダが正しく共有設定されているか確認しましょう。共有元のフォルダがネットワーク上で見えるように設定されていることを確認します。また、AのPC側のセキュリティソフトやファイアウォールが共有を妨げていないかも確認することが重要です。

5. その他の確認事項

もし上記の設定を行ってもエラーが解消しない場合は、次の点も確認してみてください。

  • PC間の物理的な接続(LANケーブルやWi-Fiの接続状態)
  • PCのIPアドレス設定が競合していないか
  • Windowsのバージョンやアップデートが最新であること

6. まとめ

エラー1208が表示される原因は、ネットワーク設定やSMBバージョン、資格情報の不一致などが考えられます。これらの設定を確認し、修正することで、PC間でのファイル共有が正常に動作するようになるはずです。問題が解決しない場合は、ネットワーク機器やセキュリティソフトの設定を再度確認し、必要に応じてサポートを受けることをお勧めします。

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