SIPの無効化とAuthorized user設定で「Unknown user」になる原因と解決方法

サーバ管理、保守

SIP(System Integrity Protection)を無効化した後、Authorized userに自分の名前を入力しても「Unknown user」と表示される場合、どのように確認や修正をすれば良いのでしょうか?この記事では、この問題の原因と解決方法について解説します。

SIP(System Integrity Protection)とは?

SIPは、macOSにおけるセキュリティ機能で、システムファイルやプロセスを保護する役割を果たします。これにより、重要なシステムファイルやディレクトリへの変更を制限し、不正な操作を防止します。

SIPを無効化することで、システム設定を変更したり、通常ではアクセスできないファイルにアクセスしたりすることができますが、その際に注意すべき点もあります。

「Unknown user」が表示される原因

Authorized userとして自分の名前を入力しても、「Unknown user」と表示される場合、いくつかの原因が考えられます。

  • ユーザー名の誤入力: 「Authorized user」に指定した名前が正しく入力されていない場合、認識されないことがあります。特に、大文字・小文字が異なる場合などに注意が必要です。
  • ユーザーの設定ミス: macOSの設定ファイルやSIPを無効化する際に、ユーザーの権限が正しく設定されていない可能性があります。
  • SIPの影響: SIPを無効化することによって、システムの設定が正常に反映されないことがあります。

確認と修正方法

「Unknown user」の問題を解決するために、以下の方法を試してみましょう。

  • ユーザー名の再確認: 「Authorized user」に入力した名前が正しいかを確認します。特に、大文字・小文字やスペースの有無をチェックしましょう。
  • ユーザー設定の修正: ターミナルを使用して、ユーザー名が正しく設定されているか確認します。以下のコマンドでユーザー設定を確認できます。
  • id -u <ユーザー名>

    このコマンドで、指定したユーザーのIDが正しく返ってくるかを確認します。

  • SIPの再有効化: SIPを無効化している場合は、再度有効化することでシステムの設定が正しく反映される場合があります。SIPの有効化手順は、リカバリーモードから以下のコマンドを入力することで実行できます。
  • csrutil enable

    まとめ

    「Unknown user」というエラーは、ユーザー設定の誤りやSIPの無効化による影響が原因で発生することがあります。ユーザー名の確認や設定の修正、SIPの再有効化を試みることで、問題を解決できることが多いです。これらの手順を順番に確認し、正しい設定を行いましょう。

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