FX3U-16CCL-M(マスタ局)とユニパルスFC400-CCL(リモートデバイス局)を接続して、PLC内に重量を表示させるためのプログラムや設定方法について解説します。初心者向けに、CCリンク異常の確認ラダー図やリモートデバイス割付方法についても詳しく紹介します。
FX3U-16CCL-MとユニパルスFC400-CCLの接続方法
まず、FX3U-16CCL-M(マスタ局)とユニパルスFC400-CCL(リモートデバイス局)を接続する際の基本的な手順を説明します。これには、CCリンクケーブルを使ってマスタ局とリモートデバイス局を接続し、通信を行うための設定が必要です。
接続が完了したら、リモートデバイスをPLCに登録し、通信を行うためのパラメータ設定を行います。この設定には、通信速度やデバイスのアドレス設定が含まれます。
CCリンク異常確認のためのラダー図
CCリンク通信中に異常が発生した場合、ラダー図でその状態を確認することができます。異常の確認には、PLCのプログラム内にCCリンク通信の状態を監視するためのラダー回路を追加します。
具体的には、CCリンク異常の状態を確認するために、通信エラーが発生した場合に通知するビット(例えば「CCL_ERR」)を設定します。このビットをラダー図に組み込み、エラー発生時にアラームを出力するようにします。
リモートデバイス割付方法
次に、リモートデバイスの割当方法について説明します。ユニパルスFC400-CCLをPLCのリモートデバイスとして使用するためには、PLCのI/O割り当てを行う必要があります。
リモートデバイスを正しく割り当てるためには、まずPLCの設定画面から「リモートデバイス」の項目を選択し、FC400-CCLをリストに追加します。その後、各デバイスの入力および出力データを割り当てます。これにより、PLC内でリモートデバイスのデータを操作できるようになります。
PLCで重量データを表示するためのプログラム例
PLC内で重量データを表示するためには、リモートデバイスから取得したデータをPLC内で処理し、ディスプレイやHMI(Human Machine Interface)に表示する必要があります。これには、リモートデバイスからのデータを正しく読み取り、表示するためのラダー図を作成します。
例えば、重量センサーからのデータをPLC内で処理する際には、アナログデータを適切にスケーリングし、表示可能な単位に変換する必要があります。この処理をラダー回路内で行い、表示用のメモリ領域にデータを格納します。
まとめ: FX3U-16CCL-MとユニパルスFC400-CCLの接続設定方法
FX3U-16CCL-MとユニパルスFC400-CCLを接続してPLC内で重量データを表示するためには、まずは正しい接続設定と通信パラメータの設定を行い、CCリンク異常の確認ラダー図を作成して通信状態を監視します。その後、リモートデバイスのデータをPLCで処理し、表示に適したプログラムを作成します。
初心者でもこれらの手順を踏むことで、スムーズにPLC内で重量データを表示できるようになります。ラダー図や設定方法を理解し、実際のプロジェクトに活用しましょう。


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