Excel 2019で作成したデータをExcel 2021で開いた際、印刷範囲が1~2行ほどはみ出してしまう問題が発生することがあります。特に画像データを挿入した写真帳のようなデータでは、この問題が顕著になります。今回は、この問題を解決するための簡単な方法をご紹介します。
1. 印刷範囲の自動調整を行う
Excelには、印刷範囲を自動的に調整する機能があります。これを使うことで、Excel 2021で開いたときに自動的に印刷範囲が調整される場合があります。
- 「ファイル」メニューを開き、「印刷」を選択します。
- 印刷プレビュー画面で、「設定」から「シートに合わせて調整」を選びます。
- これにより、Excelが自動的にデータを1ページに収まるように調整します。
この方法を試すと、ページからはみ出してしまうことを防ぐことができる場合があります。
2. 印刷範囲を手動で設定する
もう一つの方法として、印刷範囲を手動で設定する方法があります。青点線をドラッグする以外にも、印刷範囲を数値で直接設定することができます。
- 「ページレイアウト」タブを開き、「印刷範囲」オプションを選択します。
- 「印刷範囲の設定」を選び、範囲を手動で調整します。
これにより、必要な部分だけを確実に印刷範囲に収めることができます。
3. 画像データの配置を見直す
Excelに挿入した画像データが原因で印刷範囲がずれることがあります。画像のサイズや配置を調整することで、印刷範囲に収めることができるかもしれません。
- 画像を選択し、右クリックして「サイズとプロパティ」を選択します。
- 「プロパティ」で「セルに合わせて移動とサイズ変更」を選ぶことで、画像がセルに合わせて調整され、印刷範囲に収めやすくなります。
画像を適切に配置することで、ページからはみ出る問題を解決できます。
4. ページの余白設定を調整する
ページの余白が広すぎると、印刷範囲が自動的に調整されない場合があります。余白を狭く設定することで、1ページに収まるようにすることができます。
- 「ページレイアウト」タブから「余白」を選び、「狭い」を選択します。
- これにより、余白が狭くなり、印刷範囲が広がります。
まとめ
Excel 2019からExcel 2021にデータを移行した際に、印刷範囲がはみ出してしまう問題は、印刷範囲の調整方法を使うことで簡単に解決できます。自動調整機能や手動での範囲設定、画像の配置調整などを試してみると良いでしょう。これらの方法を使って、スムーズにデータを印刷できるようにしましょう。


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