Excelで数値を5単位で四捨五入する方法を解説します。例えば、12は10に、13は15に四捨五入したい場合に便利な方法です。CEILING関数を使用した切り上げのみではなく、近い方に四捨五入するための方法について説明します。
近い方に四捨五入するための方法
Excelで、数値を5単位で四捨五入する場合、最も簡単な方法は、関数「MROUND」を使用することです。MROUND関数は、指定した数値を指定した倍数に四捨五入する機能を持っています。
例えば、セルA1に「12」と入力されている場合、次のようにMROUND関数を使うことで、5単位で四捨五入できます。
=MROUND(A1, 5)
これで、12が10に四捨五入されます。同様に、13は15に四捨五入されます。MROUND関数を使用すると、5の倍数で最も近い値に四捨五入されるため、期待通りの結果が得られます。
CEILING関数とMROUND関数の違い
CEILING関数は指定した数値を指定した倍数に切り上げる関数です。例えば、数値が2.5の場合、CEILING関数を使って5に切り上げることができますが、MROUND関数は切り上げだけでなく、四捨五入も行うため、使い勝手が異なります。
CEILING関数は次のように使います。
=CEILING(A1, 5)
この場合、13は15に切り上げられますが、5単位で四捨五入したい場合には、MROUND関数を使う方が適しています。
数式の応用例
MROUND関数は非常に汎用性が高いため、様々な場面で活用できます。たとえば、10単位、100単位など、任意の単位で四捨五入することもできます。以下は、100単位で四捨五入する例です。
=MROUND(A1, 100)
この数式は、A1セルの値を最も近い100に四捨五入します。例えば、567が600に、234が200に四捨五入されます。
まとめ
Excelで5単位で四捨五入したい場合、最適な関数は「MROUND」です。これを使用することで、数値を5単位で四捨五入することができます。CEILING関数は切り上げ専用ですが、MROUND関数を使うことで、近い方に四捨五入することができ、より便利に使えます。


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