Excelでシート間のデータを自動入力する方法|関数を使った効率的な操作

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Excelでは、異なるシート間でデータを自動的に入力する方法を使うと作業効率が大きく向上します。例えば、「9月」というシートに入力された商品名に応じて、隣のシートにある金額を自動的に入力する方法について解説します。このような操作は、関数を上手に活用することで実現できます。

Excelシート間でデータを自動的に転送する方法

異なるシート間でデータをリンクさせる基本的な方法は、Excelの関数を利用することです。例えば、あるシートに入力したデータを別のシートに自動的に反映させるには、VLOOKUP関数INDEX関数MATCH関数などを組み合わせて使用します。

この記事では、具体的に「9月」というシートのデータを「売上表」シートに自動的に転送する方法を紹介します。この操作は、商品の名前に応じて金額を転送したり、条件に応じて別のセルの内容を反映させたりする場合に役立ちます。

VLOOKUP関数を使ったシート間のデータ転送

「9月」シートに入力された商品名(例:リンゴやスイカ)に基づき、その隣の金額を「売上表」シートに自動で転送するには、まず「9月」シートの金額が格納されているセルに注目します。ここではVLOOKUP関数を使って、商品名に関連する金額を検索して自動的に入力させます。

以下の手順でVLOOKUP関数を使います。

  • 9月シートのV303セルに入力された金額を基に、売上表シートのT225またはR225に反映させます。
  • 売上表シートのセルに以下のように入力します:=VLOOKUP(9月!U303, 9月!U303:V303, 2, FALSE)

この関数は、「9月」シートのU303に入力された商品名(例:リンゴ)を検索し、それに対応するV303セルの金額を「売上表」シートに反映させます。

INDEX関数とMATCH関数を組み合わせてより柔軟に操作

VLOOKUP関数は非常に便利ですが、検索対象を左から右だけに限定します。一方、INDEX関数MATCH関数を組み合わせることで、より柔軟にシート間でデータを引き出すことができます。

INDEX関数とMATCH関数を使う場合、次のように記述します。

=INDEX('売上表'!T:T, MATCH('9月'!U303, '9月'!U:U, 0))

この式では、「9月」シートのU303セルに入力された商品名を基に、同じ名前を「売上表」シートで検索し、該当する金額を自動的に入力します。

実際のシート構成例

具体的にどういったシート構成になるかを例で示します。例えば、「9月」シートに以下のように商品名と金額が入力されているとしましょう。

商品名 金額
リンゴ 1000
スイカ 1500

このデータを元に、「売上表」シートのT225セルに自動的に金額を反映させるために、上記のVLOOKUP関数またはINDEX/MATCH関数を使用します。

まとめ:シート間でのデータ自動入力を活用しよう

Excelでシート間のデータを自動的に転送するためには、VLOOKUP関数やINDEX/MATCH関数を上手に使うことが重要です。これらの関数を駆使すれば、商品名に基づいて金額を簡単に転送することができます。

関数を使ったシート間のデータ転送は、日々の作業効率を大きく向上させるため、ぜひ試してみてください。Excelの基本的な関数をマスターすることで、さらに複雑な操作も簡単にこなせるようになります。

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