Excelで複数のシートにわたるデータを合計する方法は、データ集計や分析を行う際に非常に役立ちます。特に、店舗ごとの売上や来客人数を集計したい場合、一括で年間の合計を計算できる方法を知っておくと便利です。この記事では、複数シートのデータを1つのシートで合計する方法について解説します。
Excelで複数シートの合計を計算する方法
Excelでは、複数のシートのデータを集計するために「3D参照」を使う方法が便利です。これにより、シートごとの売上や人数を1つのシートにまとめて合計を出すことができます。
3D参照を使うことで、シート間で同じ位置にあるセルのデータを簡単に集計できます。例えば、シート1からシート12までの売上をシート13に集計する場合、3D参照を使用することで、手間をかけずに合計を計算できます。
3D参照の基本的な使い方
3D参照を使用するには、集計したい範囲を指定します。以下の手順で、シート1〜シート12の売上をシート13に合計する方法を解説します。
- シート13を開く:まず、集計結果を表示したいシート13を開きます。
- セルを選択:売上の合計を表示するセル(例えば、B2)を選択します。
- 数式を入力:数式バーに以下のように入力します:
=SUM(Sheet1:Sheet12!B2) - Enterを押す:数式を入力したら、Enterキーを押すと、シート1からシート12のB2セル(売上)にある数値が合計されます。
これで、シート1からシート12までの売上がシート13に自動で合計されます。シートが増えた場合にも、同様の手順で合計を計算できます。
売上の合計だけでなく、他のデータも集計する方法
同じ方法で、売上だけでなく来客人数など他のデータも集計することができます。例えば、来客人数がC列にある場合、次のように入力することで、全店舗の来客人数の合計を計算できます。
=SUM(Sheet1:Sheet12!C2)
これにより、売上と人数の両方を一度に集計することができます。
シート間でのセルの一致を確認する
3D参照を使う場合、各シートで集計するセルが一致していることを確認することが重要です。例えば、シート1〜シート12で、売上が常にB列にあり、来客人数がC列にある場合にのみ、この方法が正しく機能します。
もし、シートごとにセルの位置が異なる場合は、個別にセルを指定する必要があります。この場合、数式の入力が複雑になるため、シートを統一してセルの位置を揃えることをお勧めします。
まとめ
Excelで複数シートのデータを合計する方法として、3D参照を使うことで、シートごとの売上や人数を簡単に集計できます。これにより、複数のシートのデータを1つのシートにまとめて合計を表示することができ、効率的に分析を行うことができます。
シート間でデータが一致していることを確認した上で、3D参照を使用することで、年間の売上合計や来客人数の合計を簡単に求めることができます。これらのテクニックを活用して、複数のシートのデータを管理しましょう。


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