Power Automateを使って、Outlookに届いたメールを特定の期間に絞って取得することができます。この記事では、取得時に過去24時間のメールのみを取得する方法を説明します。
1. Power Automateでのメール取得フロー作成の基本
Power Automateを使って、Outlookメールの取得を行う際、通常は「Outlook.com – メールを取得」や「Office 365 Outlook – メールを取得」といったアクションを使用します。これを使用すると、全てのメールが取得されますが、今回は取得する期間を絞りたいという要望にお答えします。
2. 24時間以内のメールのみを取得する設定方法
Power Automateで24時間以内のメールのみを取得するためには、メール取得アクションの「フィルター」を利用する方法が有効です。具体的には、次の手順で設定できます。
- 「Outlook.com – メールを取得」アクションを追加します。
- 「フィルター」の設定: 「受信日時(Received Time)」フィールドを使用して、現在時刻から24時間前の範囲を設定します。Power Automateの式機能を使い、例えば「addDays(utcNow(),-1)」を使って、24時間前の日付を設定します。
- 「フィルター条件」: メールの受信日時が24時間以内である場合にのみ、メールが取得されます。式「@greaterOrEquals(items(‘メール’)?[‘ReceivedTime’],addDays(utcNow(),-1))」を使って、このフィルターを設定します。
3. フィルター設定後の実行
この設定を行った後、フローを保存して実行すると、Power Automateは24時間以内に届いたメールのみを取得するようになります。これにより、無駄なデータを省き、効率的なフローを構築できます。
4. 注意点とトラブルシューティング
Power Automateでメールをフィルターして取得する際には、以下の点に注意してください。
- タイムゾーンの設定: UTC時間とローカルタイムの違いを意識して、フィルターを設定する際はタイムゾーンに注意する必要があります。
- 取得件数の制限: 「メールを取得」アクションには取得件数の上限があるため、必要な件数を超える場合は「件数制限」オプションを調整してください。
5. まとめ
Power Automateを使えば、Outlookに届いたメールを時間で絞り込むことができます。24時間以内のメールのみを取得するには、メール取得アクションのフィルター設定を利用し、日付の範囲を指定するだけです。この方法で、より効率的に必要なメールだけを取得することができます。


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