Windows 11 24H2の更新後、[設定] > [プライバシーとセキュリティ] > [アクティビティ履歴] にアクティビティ履歴の項目が表示されないという問題が発生することがあります。この記事では、この問題が発生する原因と、その解決方法について解説します。
1. アクティビティ履歴の機能とは?
アクティビティ履歴は、Windows 10およびWindows 11で、ユーザーがどのアプリケーションやファイルを使用したかを記録し、後で確認できる機能です。この履歴は、個別の作業の記録を便利に振り返るために使用されます。
通常、アクティビティ履歴は[設定] > [プライバシーとセキュリティ]にある「アクティビティ履歴」で管理できますが、Windows 11 24H2では設定が変更されたり、一部の機能が無効化されたりしている可能性があります。
2. アクティビティ履歴が表示されない原因
アクティビティ履歴の項目が表示されない理由はいくつか考えられます。まず、以下の原因が考えられます。
- アクティビティ履歴の設定が無効化されている: Windows 11の新しいバージョンでは、プライバシー設定が変更されている可能性があります。
- 関連サービスが停止している: アクティビティ履歴に関連するサービス(例:User Data Service)が停止している場合、履歴が表示されません。
- Windows Updateが適切に適用されていない: 更新が途中で失敗した場合も、履歴が正常に表示されないことがあります。
3. アクティビティ履歴を有効にする方法
アクティビティ履歴が表示されない場合、次の手順を試して設定を確認し、有効にすることができます。
- まず、[設定] > [プライバシーとセキュリティ] > [アクティビティ履歴]に進みます。
- 「アクティビティ履歴を保存して、デバイスに表示する」のオプションが有効になっているか確認します。無効になっている場合はチェックを入れて有効にします。
- もしこの設定がすでに有効であれば、一度無効にして再度有効にしてみてください。
- さらに、関連するサービスが停止していないか確認します。タスクマネージャーで「User Data Service」が正常に実行されているか確認してください。
4. アクティビティ履歴が表示されない場合の追加対策
上記の手順を試しても問題が解決しない場合、次の追加対策を試してみてください。
- Windows Updateを手動で実行: Windows Updateが正しく適用されていない場合、最新のパッチを手動でインストールすることで問題が解決することがあります。
- システムの修復ツールを使用: システムの破損が原因である場合、コマンドプロンプトを使用して「sfc /scannow」を実行して修復することができます。
- 再起動: 設定変更後、PCを再起動することで、問題が解決することがあります。
まとめ
Windows 11 24H2のアクティビティ履歴が表示されない場合、設定の確認や関連サービスの状態、Windows Updateの適用状況をチェックすることが解決への第一歩です。上記の手順を試し、それでも解決しない場合は、Microsoftサポートに問い合わせて問題を解決することをお勧めします。
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