SharePointのドキュメントライブラリで、特定の部署や従業員にのみアクセスを許可する方法について詳しく解説します。特定の部署ページにアップロードした書類に対して、例えば東京支社の従業員だけに閲覧権限を付与したい場合、SharePointの権限設定を適切に行う必要があります。
1. SharePointの権限管理とは
SharePointでは、ファイルやフォルダごとにアクセス権限を管理することができます。これにより、特定のユーザーまたはグループに対して閲覧や編集、削除などの権限を設定することが可能です。部署ごとのページやドキュメントの設定においても、細かいアクセス制御が可能です。
権限設定の際に「閲覧可能」「編集可能」「ダウンロード不可」などの細かな設定を行うことができます。この機能を活用することで、特定の従業員に対して適切なアクセス権限を付与できます。
2. 権限の設定手順
まず、書類をアップロードしたいライブラリまたはフォルダに移動します。次に、該当するドキュメントやフォルダを右クリックし、「権限の管理」を選択します。
ここからは、以下の手順で権限を設定できます。
- 「アクセス権限の管理」を選択して、アクセス権限をカスタマイズ。
- 「ユーザーとグループの追加」を選択し、東京支社の従業員を追加。
- 「表示のみ」権限を設定して、「ダウンロード不可」オプションを選択。
3. SharePointのグループとユーザーの設定
SharePointでは、ユーザーグループを作成してそのグループに対してアクセス権限を設定することができます。例えば、「東京支社グループ」を作成し、必要な従業員をそのグループに追加します。
その後、そのグループに対して「閲覧のみ」や「ダウンロード不可」の権限を設定することで、他の部署の従業員に影響を与えずに東京支社のみでアクセス可能にすることができます。
4. 注意すべきポイント
SharePointで権限を設定する際、重要な点は以下の通りです。
- 権限を設定する前に、現在のアクセス権限を確認すること。
- 「ダウンロード不可」設定がすべてのブラウザやアプリケーションで完全に機能するわけではないこと。
- 定期的にアクセス権限の管理を行い、不要な権限を削除すること。
これらの点を確認することで、より安全にファイルを管理できます。
まとめ
SharePointで特定のユーザーにのみ閲覧権限を付与するためには、ユーザーグループを作成し、細かなアクセス制御を行うことが重要です。また、ファイルやフォルダごとに個別の権限設定を行い、「ダウンロード不可」などの制限も設定できます。これにより、部署ごとのセキュリティを強化し、重要なドキュメントを安全に管理することができます。


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