Blenderを使い始めたばかりでミラー設定を試した際、形状は片方に連動して動くものの、辺や点が連動しないという問題に直面することがあります。この問題の原因と対策について詳しく説明します。
1. ミラー設定の基本を確認
Blenderでは、ミラー設定を使用すると、オブジェクトの一部を反対側に自動的に複製することができます。ただし、この機能が正しく動作するためには、いくつかの設定を確認する必要があります。まずは、オブジェクトモードで対象のオブジェクトを選択し、プロパティパネルの「Modifiers」タブから「Mirror」モディファイアを追加します。
2. ミラー軸の設定
「Mirror」モディファイアには、X、Y、Z軸に沿ったミラー設定があります。例えば、X軸を基準にしたミラーを行いたい場合、X軸のチェックボックスをオンにします。この時、選択した軸が正しいか確認し、意図した方向にミラーが適用されているか確認しましょう。
3. 辺や点が連動しない場合の原因
辺や点がミラー設定に連動しない場合、考えられる原因の一つは、「Edit Mode(編集モード)」での作業と「Object Mode(オブジェクトモード)」での作業の違いです。ミラー設定は、オブジェクトモードでの変更に反映されますが、編集モードで直接操作を行うとミラー設定が反映されません。正しく動作させるためには、編集モードでの作業中に「X軸」や「Y軸」などのミラー設定をオンにし、操作が正しく反映されるようにしましょう。
4. 「Apply All Transformations」の確認
オブジェクトに変換が加わった場合、それがミラー設定に影響を与えることがあります。特に位置、回転、スケールなどが影響を与えるため、これらを適切に「Apply」しておくことが重要です。オブジェクトを選択した状態で、「Ctrl + A」キーを押し、「All Transformations」を適用することで、ミラー設定が正しく機能するようになります。
5. モディファイアの順番を確認
Blenderでは、複数のモディファイアが同時に適用される場合、順番によって動作が異なることがあります。ミラー設定が他のモディファイアに影響を受けることを避けるためには、モディファイアの順番を確認し、必要に応じて調整してください。
6. まとめ
Blenderのミラー設定で辺や点が連動しない場合、いくつかの原因が考えられます。まずは、ミラー軸の設定や編集モードでの作業状況を確認し、正しくミラーが適用されているかを確認しましょう。また、トランスフォームの適用やモディファイアの順番をチェックすることも重要です。これらを確認し、適切に設定を調整すれば、問題が解決するはずです。


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