HDDのフォーマットがディスク管理ツールで反応しない場合、コマンドプロンプトを使って手動でフォーマットを試みることができます。この方法は、GUIツールが正常に動作しない時に有効です。この記事では、コマンドプロンプトを使ってHDDをフォーマットする手順を詳しく説明します。
1. コマンドプロンプトでフォーマットする方法
コマンドプロンプトを使ったフォーマット方法は以下の通りです。
- まず、「Windows」キーを押して「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
- 次に、以下のコマンドを入力します:
diskpartと入力してEnterキーを押します。 - 「diskpart」が起動したら、次に「list disk」と入力して、PCに接続されているディスクのリストを表示します。
- フォーマットしたいディスクを確認したら、次のコマンドを入力します:
select disk X(Xはフォーマットしたいディスクの番号) - ディスクを選択した後、以下のコマンドを入力してフォーマットを開始します:
clean、create partition primary、format fs=ntfs quick。 - 最後に「exit」と入力して、diskpartを終了します。
2. 注意すべきポイント
コマンドプロンプトを使ってフォーマットする際の注意点として、ディスクの中のすべてのデータが消去されることに留意してください。また、コマンドを間違えて実行すると、他のディスクが影響を受ける可能性もあるため、慎重に操作する必要があります。
3. フォーマットがうまくいかない場合の追加対処法
もし上記の方法でフォーマットができない場合、ディスクの物理的な問題やドライバーの不具合が原因かもしれません。以下の追加対処法を試してみてください。
- ディスクの接続を確認し、ケーブルが正しく接続されているか確認します。
- PCを再起動して、再度フォーマットを試みます。
- ディスク管理ツールで再試行し、ディスクが「未割り当て」状態かどうかを確認します。
4. 専門的なツールを使った方法
もしコマンドプロンプトやディスク管理ツールでも問題が解決しない場合、サードパーティ製のフォーマットツールを使うことを検討しても良いでしょう。例えば、「EaseUS Partition Master」や「AOMEI Partition Assistant」などのツールを使用すれば、GUI操作で簡単にディスクをフォーマットできます。
まとめ
HDDのフォーマットがディスク管理ツールでできない場合でも、コマンドプロンプトを使えば確実にフォーマットすることが可能です。上記の手順を試してみて、ディスクを正常に使用できるようになることを願っています。それでも解決しない場合は、専門的なツールを使うか、ハードウェアの問題を疑う必要があります。


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