InDesignでIllustratorのデータをリンクする方法と最適なファイル形式について

InDesignでIllustratorのデータをリンクして作業する際、最適なファイル形式を選ぶことは重要です。この記事では、Illustratorで作成したアウトライン済みのデータをInDesignにリンクする方法と、最適なファイル形式について解説します。

1. IllustratorからInDesignへのデータリンク

Illustratorで作成したデータをInDesignにリンクする際、通常は「画像を埋め込む」オプションを選んでデータを埋め込んだり、外部リンクとして配置することができます。リンクされたファイルはInDesignのドキュメントサイズを超えることなく、更新があった場合にも自動的に反映されます。

2. 使用するファイル形式：EPS vs AI

IllustratorからInDesignにリンクする際に、EPSとAIのどちらを選ぶべきかという質問ですが、どちらもInDesignでサポートされています。しかし、AI形式はIllustrator固有のデータ形式であるため、InDesignとの互換性を考慮すると、EPS形式を使用することをおすすめします。EPSファイルは、Illustratorのデータを保持しつつ、他のデザインソフトウェアとでも互換性があります。

3. データ書き出し時の注意点

Illustratorでデータをエクスポートする際、カラープロファイルの設定やトンボ、クリッピングパスなどの設定が正しく適用されていることを確認してください。また、リンクしたデータの更新に備えて、「リンクの再設定」オプションを有効にしておくと、後からデータを変更した際にInDesignのリンクも更新されます。

4. InDesignでのデータ配置

データを配置した後、InDesignでの調整が必要になることがあります。リンクしたファイルのサイズや配置方法を最適化するため、適切なスケーリングや位置調整を行い、レイアウトが崩れないようにします。

5. まとめ

IllustratorのデータをInDesignで使用する際は、EPS形式を使うことで、データの互換性と効率的なリンク作業が可能になります。また、リンク設定やファイルの更新管理に注意することで、作業の効率化が図れます。