MMD（MikuMikuDance）で腕IK化されたモデルを通常構造の腕ボーンに戻す方法について解説します。PmxEditorを使って、IK（インバースキネマティクス）が適用された腕を元の状態に戻すための手順を説明します。このプロセスにはいくつかの手順が必要ですが、しっかりと理解すれば簡単に戻すことができます。
1. IK化された腕の状態を確認する
まず、PmxEditorを開き、腕のIKボーンがどのように設定されているかを確認します。IKが適用されている腕のボーンは、通常のボーンとは異なるプロパティを持っています。IKボーンは通常、親ボーンが「IK」や「Ctrl」といった名前が付けられていることが多いです。
そのため、モデルの「ボーン」タブから、腕のボーンを選択して、IKボーンが設定されているかを確認しましょう。
2. 腕IKボーンを通常の腕ボーンに戻す方法
腕IKを外すためには、まず「ボーン」タブでIKボーンを選択し、そのIKボーンに紐付いている「IK制御」を解除します。具体的には、次の手順を試してみましょう。
- 「ボーン」タブから腕のIKボーンを選択します。
- 右クリックして「IK制御を削除」を選択します。
- その後、IKを解除した腕ボーンに、通常の腕ボーンを再割り当てすることで、元の構造に戻します。
この手順で、IKボーンを通常の腕ボーンに戻すことができます。
3. 腕ボーンの親子関係を修正する
IKボーンを削除した後、腕の親子関係が崩れている可能性があります。ボーンの親子関係が適切でないと、モデルが正常に動作しないことがありますので、注意が必要です。
ボーンの親子関係を修正するには、再度「ボーン」タブに移動し、親子関係を確認して、腕ボーンが適切な位置に親ボーンを持つように調整します。
4. モデルの動作確認と調整
IKを外した後は、モデルの動作を確認することが重要です。腕の動きが不自然だったり、ボーンの位置がずれていたりする場合は、再度ボーンの位置や回転角度を調整してください。
また、IK化を戻した後、手の位置や動きが不自然になる場合は、手首や肘などのボーンに手動で調整を加えることが求められます。
5. まとめ
IK化された腕ボーンを通常構造の腕ボーンに戻す方法について、PmxEditorを使用して具体的な手順を解説しました。IK制御を解除し、ボーンの親子関係を修正することで、元の状態に戻すことができます。モデルの動作を確認し、必要に応じて調整を加えて、MMDモデルを快適に使用できるようにしましょう。
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