VMware FusionをMacにインストールしたものの、想定していたものと違っていたためアンインストールを行った場合、その設定(メモリ、CPUコア数など)は元に戻るのかという質問について解説します。仮想化ソフトウェアを削除した後の影響や、設定のリセットについて理解を深めるために、詳しい手順と注意点を紹介します。
VMware Fusionのアンインストールの影響
VMware Fusionをアンインストールすると、基本的にはそのアプリケーション自体と関連するファイルが削除されますが、仮想マシンに設定したリソース(メモリやCPUコア数など)は、VMware Fusion内で管理されているものです。そのため、VMware Fusionを削除しても、Mac本体の設定には直接影響を与えることはありません。
ただし、仮想マシンの設定を完全に削除しないと、残った設定ファイルやディスクイメージが次回のインストール時に復元される可能性があります。
仮想マシンの設定ファイルの扱い
VMware Fusionで設定した仮想マシンのメモリやCPUコア数などは、実際には仮想マシンファイル(.vmxファイル)に保存されています。これらのファイルを削除せずに、VMware Fusionをアンインストールした場合、再インストール後に同じ仮想マシンを再度インポートすることで、以前の設定が復元されることがあります。
仮想マシンの設定が元に戻らないようにするには、仮想マシンファイルも完全に削除する必要があります。これにより、再インストール後には新たな設定から開始できます。
VMware Fusionの設定を完全に削除する方法
VMware Fusionを完全にアンインストールしたい場合、単にアプリケーションを削除するだけでは不十分です。仮想マシンの設定ファイルや関連する設定ファイルも手動で削除する必要があります。
次の手順で完全に削除できます。
- VMware Fusionをアンインストールする。
- 仮想マシンの設定ファイル(.vmx、.vmdkなど)を手動で削除する。
- ユーザーフォルダ内の設定ファイル(例:~/Library/Preferences/com.vmware.fusion.plist)を削除する。
- 不要な仮想マシンのディスクイメージを削除する。
仮想環境設定のリセット後に再インストールする場合
もし再インストールを行った場合、設定をリセットするためには、インストール直後に新たに仮想マシンを作成することをお勧めします。新しい仮想マシンを作成する際に、メモリやCPUのリソース設定を自分の使用用途に合わせて最適化することができます。
再インストール後、初期設定で仮想マシンに割り当てるメモリやCPUコア数を調整することができますので、以前の設定を再利用したい場合は手動で設定を復元することが可能です。
まとめ:VMware Fusionのアンインストール後の設定リセットについて
VMware Fusionをアンインストールしただけでは、仮想マシンの設定(メモリやCPUコア数など)は元に戻りません。しかし、仮想マシンの設定ファイルを削除することで、再インストール後に新たな設定を適用できます。
仮想環境を完全にリセットしたい場合は、アプリケーションのアンインストールと同時に関連するファイルを手動で削除し、再インストール後に設定を一から行うことで、問題なく使用を再開できます。
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