ボカロや音声合成ソフトに関して、VOCALOID、CeVIO、Synthesizer V(SV)、UTAUなどがあり、それぞれに特徴があります。ボカロとは何か、またCeVIOのキャラクターがボカロに含まれない理由など、音声合成ソフトの分類に関する質問について解説します。
VOCALOIDとボカロの違いとは?
まず、「ボカロ」という言葉は、一般的にVOCALOIDを指すことが多いですが、厳密にはVOCALOIDに基づいたキャラクターやソフトウェアの音声合成システムのことを指します。ボカロは、YAMAHAが開発したVOCALOIDエンジンを使用した音声合成ソフトで、初期の有名なキャラクターとしては初音ミクが挙げられます。
CeVIOとその音声合成システム
CeVIOは、VOCALOIDとは異なる音声合成エンジンを使用しています。CeVIOの特徴は、より自然な音声合成を目指しており、音声の表現力が高いことです。例えば、CeVIOで登場する「可不(かふ)」などのキャラクターは、VOCALOIDではなくCeVIOを使用しているため、ボカロとは区別されます。
Synthesizer V(SV)の音声合成技術
Synthesizer V(SV)は、VOCALOIDやCeVIOとはまた異なる音声合成技術を使用しています。SVは、AI技術を活用して、より自然で感情豊かな歌声を生成することができると評価されています。SVはボカロとは異なるため、SVのキャラクターもボカロに含まれません。
UTAUと重音テトの関係
UTAUは、VOCALOIDと異なり、ユーザーが自分で音声ライブラリを作成できるオープンソースの音声合成ソフトです。重音テトはUTAUのキャラクターの一つですが、VOCALOIDエンジンを使用していないため、狭義のボカロには含まれません。
まとめ:音声合成ソフトの分類について
「ボカロ」という言葉は、一般的にVOCALOIDを指すことが多く、CeVIO、Synthesizer V(SV)、UTAUの音声合成技術とは異なります。CeVIOのキャラクターやSynthesizer V、UTAUのキャラクターは、VOCALOIDのエンジンを使用していないため、ボカロには含まれません。音声合成ソフトにはそれぞれ特徴があり、キャラクターや技術を理解することで、さらに深い音声合成の世界が広がります。


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