「=VLOOKUP(G2,A2:E7,3,FALSE)」という数式について、どのような意味を持つのか、詳しく解説します。VLOOKUP関数はExcelでよく使われる関数の1つで、指定した値を元に、対応するデータを検索する機能を提供します。
1. VLOOKUP関数の基本構成
VLOOKUP関数の基本的な構成は以下の通りです:
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)
それぞれの要素の意味を簡単に説明します。
- 検索値: 検索する値。今回はセル「G2」の値が検索されます。
- 範囲: 検索範囲。今回は「A2:E7」が範囲として指定されています。
- 列番号: 範囲内で取得したいデータの列番号。ここでは3番目の列、つまりC列のデータが取得されます。
- 検索方法: 「FALSE」が指定されているため、完全一致で検索します。
2. 数式の具体的な意味
この数式「=VLOOKUP(G2,A2:E7,3,FALSE)」は、次のことを実行します。
1. セルG2の値を範囲A2:E7から検索します。
2. その値が見つかれば、その行の3番目の列(C列)から対応するデータを取得します。
3. 完全一致を指定しているため、検索する値が完全に一致する場合のみ結果が返されます。
3. 数式の使用例
例えば、G2に「商品ID」として「1001」が入力されているとします。A2:E7に商品の情報が含まれており、C列に商品の価格がある場合、この数式は「1001」に対応する商品価格をC列から取得してきます。
もしA列に「1001」というIDがあれば、その行のC列の価格が返されます。もしIDが存在しなければ、エラー値「#N/A」が表示されます。
4. VLOOKUPを使う際のポイント
VLOOKUP関数を使用する際は以下の点に注意しましょう。
- 検索範囲の左端に検索値が必要: 範囲の左端の列に検索する値があることが必須です。
- 列番号の指定: 取得したいデータの列番号を間違えないように設定しましょう。
- 完全一致検索: 「FALSE」を指定しているため、検索値が完全一致する必要があります。
まとめ
「=VLOOKUP(G2,A2:E7,3,FALSE)」という数式は、指定した範囲から完全一致するデータを検索し、指定した列番号のデータを取り出す関数です。VLOOKUPはデータの検索や照会に非常に便利な関数であり、使いこなせるとExcelでの作業が効率化されます。


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