エクセルで、品番を入力すると商品名が自動で表示されるシートを作りたいという問題に対する解決方法を紹介します。例えば、A1セルに「AB123」を入力すると、B1セルに「赤い箱」が自動で入力されるというシートを作成する方法です。
Excelで品番に基づいた商品名の自動入力を実現する方法
このような自動入力を実現するためには、エクセルの「VLOOKUP関数」を使用する方法が有効です。この関数を使うことで、品番を入力したセルに対して、対応する商品名を自動的に検索し、入力することができます。
具体的には、以下のように設定します。
- まず、A列に品番(例:AB123)を入力し、B列に商品名(例:赤い箱)を入力します。この情報を「品番リスト」として準備します。
- 次に、B列に「VLOOKUP関数」を入力します。
- 例えば、B1セルに以下のような関数を入力します:
- この関数は、A1セルに入力された品番を、品番リストのA列から探し、対応する商品名(B列)を返します。
=VLOOKUP(A1, 品番リスト!A:B, 2, FALSE)
VLOOKUP関数の詳細な説明
VLOOKUP関数は、「指定された値(品番)を検索範囲(品番リスト)の1列目で検索し、見つかった場合はその行の指定された列の商品名を返す」関数です。関数の構成は以下の通りです。
- A1:検索したい品番が入力されているセル。
- 品番リスト!A:B:検索範囲。A列に品番、B列に商品名がある範囲を指定。
- 2:商品名が2列目にあるため、「2」を指定。
- FALSE:完全一致で検索するため、「FALSE」を指定。
注意点とコツ
VLOOKUP関数を使用する際には、以下の点に注意が必要です。
- 品番リストが必ず1列目に品番、2列目に商品名を配置するようにしてください。
- 関数で指定する範囲(品番リストの範囲)は正しく設定してください。
- 品番が重複していると、VLOOKUPは最初に見つかった値を返しますので、重複品番がないことを確認してください。
まとめ
エクセルで品番に基づく商品名を自動で入力する方法は、「VLOOKUP関数」を使用することで簡単に実現できます。品番リストを整備し、関数を設定するだけで、自動入力のシートが完成します。ぜひ、これを参考にして、作業の効率化を図ってください。


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