プログラミングの授業が教科書通りに進んでいて、ただ写して実行するだけ…。そんな授業にモヤモヤを感じている商業高校生は少なくありません。プログラミングは「手を動かして」「考えて」「間違えて」初めて身につくスキルです。この記事では、授業が理解しにくいときの具体的な学習方法や、テスト対策のポイントを解説します。
なぜ「写すだけ」では覚えられないのか
プログラミングは言語と同じで「使って覚える」ものです。教科書を写すだけでは、コードの意味や流れ、仕組みを理解しないまま進んでしまい、テストで応用問題が出ると太刀打ちできません。
例えばPythonで「print(‘Hello’)」と書いて実行するだけでは、なぜそれが表示されるのか、他にどんな書き方があるのか理解する機会がありません。単に「写す」作業は一見簡単でも、学習の定着にはつながりにくいのです。
まずは「コードの意味」を調べてみよう
教科書のコードを写す前に、そのコードが「何をしているか」を一行ずつ調べてみましょう。print()は何のためにあるのか、for文はどう動くのか、分からない単語を検索する癖をつけることが理解力向上につながります。
たとえば「変数って何?」と思ったら、それをGoogleで検索したり、YouTubeの初心者向け動画を見たりするとイメージが掴みやすくなります。
テスト対策には「問題を作ってみる」ことが効果的
暗記ではなく、「問題を作ってみる」ことが一番の理解の近道です。たとえば「自分で変数を使って計算をするプログラムを書いてみよう」といった課題を自分に出して、それを解いていく方法です。
また、授業中に出てきたサンプルコードを少し変えて、他の出力になるように改造するのも良い練習になります。テストに出る内容は「どこが理解できていないと解けないか」を意識して、事前に練習しましょう。
無料の学習サイトを併用しよう
「Progate」や「ドットインストール」など、初心者向けにわかりやすく解説された無料の学習サイトを活用しましょう。アニメーションや演習付きで進められるため、「教科書だけではわからない部分」も視覚的に学べます。
特にスマホでも学べるものが多く、通学時間や休み時間に少しずつ進めることも可能です。内容は中学〜高校レベルの基礎から実践的な内容まで幅広く対応しています。
先生やクラスメイトに質問するコツ
分からないところを先生に聞くのが恥ずかしい…と思う人も多いですが、「このコードの意味が分からない」と具体的に聞くことで、教える側も答えやすくなります。抽象的に「全然分かりません」ではなく、「for文の中のprintが何をしてるのかが知りたい」と伝えましょう。
また、クラスメイトで得意な人がいれば、放課後や休み時間に「一緒にやらない?」と声をかけてみるのもおすすめです。人に聞くことは恥ではなく、学びの近道です。
まとめ:理解→実践→復習のサイクルを意識しよう
プログラミングを「ただ写す」から「理解して使う」へ変えるためには、コードの意味を考え、調べ、少しでも手を動かして改造したり問題を作ることが大切です。
授業では得られない学びを、無料サイトや自習を通して補いながら、まずは基礎文法と構造をしっかり身につけましょう。時間はかかっても、着実に「分かる」楽しさが増えていきます。


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